疲労回復に【クエン酸】
クエン酸はレモンなどの柑橘類に多く含まれる有機酸の一種。梅干しやレモンなどのかんきつ類、食酢に含まれている酸っぱい味の主成分です。 食事からとり入れた栄養素をエネルギーに変える過程で必要になるので、積極的にとり入れましょう。
クエン酸の働き
エネルギー生成
クエン酸は体内で行われる「クエン酸回路(TCAサイクル)」という反応において、エネルギーを作り出し、老廃物を燃やす過程で力を発揮しています。
食事で摂ったタンパク質や脂質・糖質は、クエン酸回路でエネルギーへと変換されますが、クエン酸をしっかりとり入れることで、より効率的にエネルギー産生をすることができます。
カルシウムや鉄の吸収率アップ
クエン酸には、ミネラルを包み込んで吸収しやすくする「キレート作用」という働きがあります。カルシウムや鉄などのミネラルの吸収をサポートします。
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クエン酸が多く含まれる食材
クエン酸の摂取のポイント
クエン酸は疲労感の軽減に効果があるといわれていますので夏バテ対策にもおすすめです。疲労感を感じるときには、グレープフルーツジュースを飲んだり、小鉢に酢の物をプラスするなどして上手にとり入れてみましょう。
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おすすめレシピ
■キャベツとわかめのレモンじょうゆ
レモンの酸味でさっぱりといただける手軽な1品です。野菜と一緒にレモンの果肉ごと食べましょう。
■ヘルシー酢豚
6種類の食材を使ったヘルシー中華。野菜がたっぷりなうえ、酢の酸味がさっぱりと食欲をそそります。
カラダにとって大切な役割のあるクエン酸。レモン・キウイ・梅干しなどから簡単に摂れるのがうれしいですね。暑い季節は、さわやかな酸味を飲み物に加えるのもおすすめです。