スムージーについて

Fresh organic green smoothie with salad, apple, cucumber, pineap

スムージーとは?

スムージーは、野菜や果物と水をミキサーに入れて撹拌したものです。果物や野菜の栄養を丸ごととれますし、たくさんの野菜を使うので、美容効果の高い栄養素を一挙にとれます。ミキサーひとつで手軽に作れて腹もちがいいところも人気の秘密!

スムージーについての方法

スムージーの作り方はとても簡単です。今回はグリーンスム―ジーの基本的な作り方をご紹介します。

材料(約1L)

オレンジ2個・ キウイ1個・ バナナ1本・ パセリ2株・ 水2カップ

作り方

1.果物・野菜を用意
・キウイは上下のヘタを切り落とし、皮はそのまま使う

・バナナは皮をむく

・オレンジは、皮・種を取り除く

・パセリの太い茎を取り除く

2.オレンジ⇒キウイ⇒バナナ⇒パセリ⇒水の順番にミキサー等に入れ、30~50秒程度滑らかになるまで混ぜ合わせる

水分の多いものから入れて、最後に固い物を入れるとなめらかなスムージーになります。

ポイント

食事40分前の空腹時に飲む

食事の前40分くらいにスムージーを飲みましょう。スム―ジ―を飲んだ後は、次の食事までは何も食べないのがベスト。スム―ジ―は食事の前に摂ることで空腹感を解消し、その後の食事の量を減らせますので、総摂取カロリーを抑えることにつながります。

間食としても活用を

一日の量は1リットル。おおよそコップ3~4杯分になります。一度に飲むことはカラダにとってあまり良くないため、食事の前だけでなく、間食に飲むこともおすすめします。

徐々に野菜の割合を増やして

初めての場合、果物と野菜の割合を1:1にすると飲みやすいですが、慣れてきたら野菜の割合を増やしていきましょう。食物繊維の多い葉物野菜はダイエットに効果的です。ケールやほうれん草などの葉物野菜を積極的に使うことをおすすめします。
一方、にんじんやカリフラワーなどは腸内にガスが溜まりやすくなりますので、スムージーにはあまりおすすめしません。

使用する野菜や果物によって効果は様々です。どのような組み合わせが何に効くかというレシピもたくさん公開されていますので、上手に活用しましょう。

スムージーについての効果

便秘解消、消化の促進

野菜を一度に大量に使い、たくさんの食物繊維をとることができるので、便秘が解消し腸内環境が改善されます。また生の野菜や果物には酵素がたくさん含まれていますので、消化も促してくれます。

美肌効果、アンチエイジング

色の濃い野菜に多く含まれるβ-カロチン、果物のビタミンCは老化の原因となる活性酸素を取り除く作用があります。そのほかにも普段の食生活で不足しがちなビタミンやミネラルを手軽に補えます。

スムージーは生のままなので、熱に弱いカリウム・ビタミンB群・ビタミンCを失わずにそのまま摂ることができます。

現代人は野菜や果物が不足しており、一日の目標量(野菜350g・果物200g)をクリアすることはなかなか難しいのが現状です。でもスムージーにすることで、これらを手軽に摂ることができます。

 

ただしスムージーの飲み過ぎは、カラダの冷えや栄養素の消化吸収の低下を招きます。栄養素の吸収は、良く噛んで食べ、消化管が活発に働くことで促進されますが、スムージーのように飲むだけの食事がメインになると、消化管の働きが衰えて消化吸収されにくく、カラダの不調を伴うようになります。そうならないために、スムージーを飲んだ後の食事は、しっかり噛んで食べる食事を意識しましょう。

 

なお、野菜や果物に豊富なカリウムが多いため、腎臓障害がある方は控えてください。

 

大切なのは、自分のカラダにとってあっているかどうかです。「飲み過ぎて食事を食べられない」となったら本末転倒ですので、ご自身でしっかり調整してみてくださいね。

衞藤敬子

管理栄養士
衞藤敬子

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