みょうが|野菜
みょうが(茗荷)は、代表的な夏野菜のひとつです。そうめんや冷奴の薬味として食卓にのぼることも多いのではないでしょうか。脇役になりがちなみょうがですが、夏バテ対策に役立つ作用があります。そこで、みょうがの栄養とその効果、おいしい食べ方についてご紹介します。
みょうがの栄養成分と効果
α-ピネン
みょうがの独特の香りを作り出すのは「α-ピネン」という精油成分。神経の興奮を抑えてストレスを緩和したり、眠気を覚まして気分をスッキリさせたりする効果があるとされています。さらに、食欲を増進させ、血流をよくして発汗を促すなど夏バテ予防に有効と考えられています。
カリウム
カリウムは、体内の余分なナトリウムを排出して水分調整を行ってくれる栄養素。
冷房による冷えと、冷たいものの摂り過ぎなどで水分代謝が滞ることによる「夏のむくみ」対策にも効果的です。
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みょうがのおいしい食べ方
香りや食感を楽しむには全体的にふっくらとしたものを選ぶことが大切。先端に黄色いみょうがの花が開いたものは栄養価も風味も劣るので避けましょう。 また、水にさらしすぎると香りと栄養素が失われてしまうので注意が必要です。
おすすめレシピ
■モロヘイヤとみょうがの味噌汁
みょうがと同じく夏が旬のモロヘイヤは、カルシウムやβ-カロテンが豊富。温かい味噌汁にして、カラダの中から冷えを解消しましょう。
■貝割れ菜とみょうがの納豆そば
たっぷりのみょうがで夏バテ対策ができます。低カロリーなのもうれしいポイントです。
みょうがは、さっとゆでるときれいなピンク色になります。ゆでたみょうがを酢漬けにしたりして、彩りを楽しむのもおすすめです。
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▼カロリー計算▼
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【参考】
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)〈https://fooddb.mext.go.jp〉(最終閲覧日2022/7/11)