血糖コントロールや体重管理に役立つ!糖質が気になる方におすすめの間食

血糖値や体重が気になるけど、間食も楽しみたい…という方も多いはず。そんなとき、糖質の量が控えめな間食を知っていると安心ですよね。今回は間食の選び方や、コンビニで手軽に買えるおすすめの間食について、あすけん栄養士がお伝えします。

Mix of nuts

楽しみながらも血糖値や体重に影響しにくい間食の選び方

血糖値や体重が気になる方の間食の選び方のひとつとして、糖質の少ないものを選ぶという方法があります。適度な糖質の摂取は大切ですが、血糖コントロールや体重管理のためには摂りすぎないことが大切です。

とくに甘い間食やジュースなどをたくさんとると、あっという間にカロリーや糖質の摂りすぎに。糖質の量に着目して間食を選んでみて、間食を楽しみながらも健康づくりに役立ててみましょう。

コンビニで買えるおすすめの間食

では具体的にはどのような間食を選ぶといいのでしょうか?コンビニで手軽に手に入るものをご紹介します。

1.ギリシャヨーグルト

普通のヨーグルトを水切りして作られ、濃厚な味わいが特徴のギリシャヨーグルト。濃縮されている分、普通のヨーグルトに比べるとタンパク質の量が多いことから「高タンパクヨーグルト」などともいわれています。

とにかく濃厚なので食べごたえがありますが、1パックあたり100kcal以下のものがほとんどで、カロリーが抑えられるのもうれしいポイント。プレーンタイプを選ぶと、さらに糖質の量を抑えられますよ。

2.ナッツ類

くるみアーモンド、ピーナッツなどのナッツ類は、糖質の量を抑えたいときにぴったりの間食です。食物繊維やビタミンEなどの栄養素も含まれるので、栄養補給も兼ねられます。

コンビニでは小袋サイズで販売されており、手軽に取り入れやすくなっています。できれば無塩タイプのシンプルなナッツがおすすめですが、そのまま食べると味気ないと感じる方は、きなこがかかったものなどを選んでもいいでしょう。

ただし、ナッツ類は食べすぎると脂質を摂りすぎてしまい、カロリーオーバーの原因に。たとえばアーモンドなら10粒で92kcalほどあります。1日10~20粒を目安に、ゆっくりよく噛んでいただきましょう。

3.高カカオチョコレート

高カカオチョコレートは、血糖値を上げにくい低GI食品に分類されます。また普通のチョコレートに比べると糖質の量が少ない傾向もあるので、チョコレートを食べたい場合は高カカオタイプのものを選ぶのがおすすめです。

カカオに含まれる食物繊維やポリフェノールを摂ることもできるのもうれしいですね。

ただしナッツと同じく、食べすぎると脂質の摂りすぎに繋がってしまいます。1粒あたり26kcalほどなので、1日4~5粒程度を目安にするといいでしょう。飲み物と一緒に味わいながらいただき、食べすぎには注意しましょう。

4.チーズ

手軽に食べられるチーズも間食におすすめです。糖質の量を抑えながら、タンパク質やカルシウム補給にも役立ちます。チーズは1切で約70kcalなので、1日2~3切を目安にするといいでしょう。

コンビニでは普通のチーズだけではなく、スモークチーズや味付きタイプのチーズ、カマンベール入りチーズなどの種類が豊富です。さまざま食べ比べをして、お好みのものを見つけてみましょう。

5.冷凍フルーツ

最近ではコンビニの冷凍フルーツが充実しており、手軽にフルーツを取り入れられるようになりました。ブルーベリーぶどうマンゴーパイナップルといった種類も豊富です。

フルーツは食物繊維やビタミン、ミネラルを補給できるので、間食の代わりにフルーツを取り入れれば、甘酸っぱい味わいを楽しみながら栄養素も補給できますよ。

冷凍フルーツなので持ち歩きには向きませんが、テレワークの方の間食や、休日の間食にはぴったりです。

フルーツは100~200gほど食べても80kcal以内におさまることがほとんど。1日のフルーツは200gほどが目安なので、しっかり食べても安心です。

6.コンビニ独自の「糖質オフ」系おやつ

コンビニ独自の「糖質オフ」系のおやつも充実してきています。

とくにローソンでは糖質の量に着目した間食が充実しており、小麦ブラン(ふすま)を使ったクッキーや大豆の入ったクッキー、こんにゃくチップスや野菜チップスなどがあります。種類が豊富なので飽きずに続けられそうです。

ファミリーマートやセブン-イレブンにも「糖質オフ」系のおやつはありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

間食はなるべくならしない方がよい…というものではありますが、うまく取り入れていきたいもの。自分のカラダの状態に合わせて間食を選び、上手に付き合っていきましょう。

 

※病気をお持ちの方で間食について主治医から指示がある場合、それに従ってください。

【執筆者】
これまでに500件以上の指導経験があり、ダイエットや生活習慣病対策はもちろん、妊婦から高齢者まで幅広い指導を経験。栄養指導、レシピ制作、栄養教室や料理教室開催などのスキルと知識を生かし、あすけんではコラム執筆やオンラインカウンセリングを担当。

広田 千尋

管理栄養士
広田 千尋

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