美しく健康的な爪へ!本当のネイルケアは食べ物から
爪は皮膚が進化したもので、指先を保護する働きをしています。爪先はよく使うのですぐかけてしまったり、二枚爪・ひび・乾燥などのトラブルになりやすい部分です。きれいで健康的な爪を目指すには、トラブルになる原因を知り、普段からバランスのよい食事をすることが大事です。
爪が弱くなる原因
主に爪の主成分となるタンパク質やカルシウムの不足が考えられます。また、洗剤などの刺激性物質によって表面が弱くなったり、水仕事の後は爪が乾燥したりします。洗い物対策には手袋を利用したり、ハンドクリームを爪先まで補うなどのケアをしてみてくださいね。
爪を強化する栄養素・食材
バランスの良い食事でカラダの中から栄養が爪先まで届くのが理想です。十分なタンパク質・ビタミン・ミネラルを補給することを心がけましょう。
⇒ポイントは野菜・果物・主菜!「食事バランスガイド」で健康的な食事
タンパク質
爪の主成分になるケラチンはタンパク質から作られるため、丈夫な爪には必要不可欠です。
〈多く含む食材〉肉類・魚類・大豆製品・卵・牛乳などの乳製品など
ビタミンB2
皮膚や粘膜を丈夫にしたり、細胞の再生を促進したりすることで、健康な爪を作ります。
〈多く含む食材〉さば・いわし・うなぎ・緑黄色野菜・しいたけ・りんごなど
ビタミンB6
タンパク質の代謝を助ける補酵素としての役割があり、ケラチンの合成をサポートします。
〈多く含む食材〉マグロ・カツオ・鮭・豚肉・じゃがいも・ごま・バナナなど
ビオチン
水溶性ビタミンの一種で、爪の成長を活性化します。
〈多く含む食材〉レバー・いわし・卵・バナナ・玉ねぎなど
亜鉛
不足すると爪がもろくなったり、表面に白い斑点が出てきます。
〈多く含む食材〉牡蠣・ウニ・そば・納豆・チーズ・木綿豆腐など
その他、カルシウムやマグネシウム・鉄分などのミネラルも必要です。爪のトラブルは指だけでなく、腰や膝にまで影響を及ぼすことがあるともいわれています。さまざまな食品を食べて割れにくい丈夫な爪を作りましょう。
【参考・参照】
中野区医師会 医療トピックス 爪の病気、爪と健康について
〈http://www.nakano-med.or.jp/topics/200709.php〉(最終閲覧日 2017/5/17)