モロヘイヤ|野菜
夏が旬のモロヘイヤは栄養価の高い野菜のひとつ。高温・乾燥地帯でも育つためクレオパトラも食べていた「王様の野菜」とも呼ばれています。独特のぬめりが特徴の緑黄色野菜です。
モロヘイヤの栄養成分と効果
モロヘイヤは栄養価のすぐれた食材で、ビタミンB2・β-カロテン・ビタミンE・ビタミンK・カルシウム・鉄・葉酸・食物繊維などの含有量が野菜の中でもトップクラス。
ビタミンB2
ビタミンB2は脂質の代謝にかかわり、過酸化脂質の生成を抑えることで動脈硬化の予防に貢献するといわれています。
β-カロテン(ビタミンA)
β-カロテンは血液の循環をよくして、健康的な肌の維持や老化を防ぐ働きがあります。
カルシウム
カルシウムは丈夫な骨・歯を形成するだけでなく、筋肉や神経の情報伝達にも大きく関わっています。
ビタミンK
ビタミンKは出血した際に血液を止める止血作用があり、通常は血液が固まらないようにする働きを必要に応じて行います。またカルシウムの骨への沈着を促し、骨を丈夫にする働きもあります。
葉酸
葉酸は新しい赤血球をつくるために不可欠なビタミンです。細胞の新生や増殖に活躍します。
モロヘイヤのおいしい食べ方
手早く調理するには、茹でたりお浸しにしたり、汁物の具にしたりすると良いでしょう。モロヘイヤは、日常食べている青菜と同じように調理できます。鮮度が落ちると硬くなるので、すぐに食べない際にはさっと茹でて冷凍保存するのがおすすめです。
モロヘイヤを使ったおすすめレシピ
■モロヘイヤと油揚げの煮浸し
油揚げの油分で、モロヘイヤのβ-カロテンの吸収率が高まります。手軽にできる1品です。
■モロヘイヤのニンニクスープ
ニンニクのアリシンが、モロヘイヤのビタミンB1の吸収をサポートします。ごはんやパスタなどの糖質を効率的にエネルギー変えるので、セットのスープとしておすすめです。
モロヘイヤを食べて、クレオパトラに負けない美と健康を手に入れたいものですね。