油と一緒にとると吸収率アップ【脂溶性ビタミン】

脂溶性ビタミンとは油分に溶けるビタミンで、油になじむ性質があります。比較的、熱による損失の少ないビタミンで、油を使って調理すると吸収力が高まるという特徴があります。

この脂溶性ビタミンは、摂取後しばらく肝臓などで貯蔵されます。そのため、必要以上にとりすぎると肝臓などで貯蔵できなくなったビタミンが他の必要としない器官にまで流れてしまい、過剰症を引き起こしてしまいますが、不足すると「ビタミン欠乏症」と呼ばれ、健康を保つことが困難になります。 CM134

脂溶性ビタミンの種類と特徴

ビタミンA・・・髪や皮膚、粘膜を保護。病気への抵抗力をつける

欠乏症・・・夜盲症・角膜軟化症 
過剰症・・・頭痛・嘔吐など
<多く含む食品>にんじんかぼちゃピーマンうなぎ・レバー・卵黄など

ビタミンD・・・カルシウムの吸収を助け、骨を丈夫にする

欠乏症・・・骨の軟化・くる病
過剰症・・・高カルシウム血症・高カルシウム尿症など
<多く含む食品>レバー・いわし・かつお・煮干など

ビタミンK・・・血液を凝固させる。骨粗しょう症を予防する

欠乏症・・・不妊症
過剰症・・・下痢・腹痛
<多く含む食品>ほうれん草・にんじん・パセリ・大根の葉・納豆・チーズなど

ビタミンE・・・抗酸化作用で老化を防止。血管を拡張し血流を良くする

欠乏症・・・血液凝固低下
過剰症・・・新生児溶血性貧血
<多く含む食品>大豆油・ひまわり油・アーモンド・さつまいも・など

 

脂溶性ビタミンは通常の食事で過剰にとりすぎることはほとんどありませんが、サプリメントを摂るときは過剰にならないように注意して、バランスのよい食生活を心がけましょう。

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