ヤングコーン|野菜

ヤングコーンはとうもろこしが大きく育つ前に若採りしたもので、別名ベビーコーンとも呼ばれています。缶詰や水煮したものは1年中手に入りますが、旬の5月~6月にかけては外皮つきのものもスーパーで見かけます。ヤングコーンは小さい粒と芯も一緒に丸ごと食べ、ほのかな甘味とシャキシャキとした食感を楽しめます。ヤングコーンの栄養とその効能、おすすめの食べ方をご紹介します。

baby corn isolated on white background

ヤングコーンの栄養と効能

炭水化物

とうもろこしの主成分は炭水化物で、主にデンプンです。デンプンは消化されてグルコースとなり体内に吸収され、カラダを動かすエネルギー源となります。
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食物繊維

食物繊維は水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維に大きく分けられます。腸内環境を整えたり、便秘を予防・改善したり、血糖値の急上昇を抑えるなど大切な働きをしています。ヤングコーン100gに含まれる食物繊維は約2.7g(※1)で、とうもろこしを同量食べた場合とほぼ同じです。100gあたりのカロリーはヤングコーンの方が低いため、低カロリーで食物繊維を取ることができます。
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葉酸

葉酸はその名の通り、野菜や豆、海藻など植物に広く含まれるビタミンです。造血作用や皮膚や粘膜を強くする働きを持ち、アミノ酸や核酸の代謝に関わる栄養素です。
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カルシウム

カルシウム歯や骨の素となる栄養素で、神経や筋肉の働きにも関わっています。ビタミンDマグネシウムが吸収を促進させるため、きのこ類・アーモンド・ごまなどの種実類も摂るようにしましょう。

カリウム

カリウムは、細胞の中と外の浸透圧やPHを正常に保つ他、筋肉の収縮にも関わっています。カリウムはナトリウムの濃度が高いとカラダの外へ排出させるため、食塩の摂りすぎによるむくみや血圧を下げる作用があります。

マグネシウム

体内にあるマグネシウムの約2/3は骨に存在し、カルシウムやリン酸と共に骨を構成する成分です。その他、細胞内での酵素反応や、筋肉や神経が正常に働くために必要な栄養素です。ヤングコーンには、100gあたり25mg含まれています。(※1)

ヤングコーンの美味しい食べ方

夏野菜のグリル
彩りのきれいな夏野菜も出始める頃にヤングコーンも旬を迎えます。ズッキーニナスオクラパプリカなどと一緒にシンプルにグリルにして素材の味をそのまま味わうのもおすすめです。塩とオリーブオイルをかけ、ローズマリーなどで香りを添えても良いですね。

ヤングコーンとアスパラの牛肉巻き
細長い形をしているので、アスパラガスさやいんげんと一緒に肉巻きにしてみるのはいかがでしょうか。2分ほど下ゆでをしてから、薄切り牛肉に巻いて塩・コショウをしてからフライパンで焼きます。オイスターソースで炒めても美味しいですよ。

 

スーパーなどで、新鮮なヤングコーンを見かけたらぜひ手にとってみてください。色の濃い野菜が多くなる時期に、黄色のかわいらしい見た目のヤングコーンも料理に取り入れると、味と共に目にも美味しくなりますよ。

▼カロリー計算▼
ヤングコーンのカロリー・栄養素はこちら

 

【参考・参照】
(※1)文部科学省 食品成分データベース〈https://fooddb.mext.go.jp/〉 (最終閲覧日2018/5/15)

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