夜トマトダイエット【ヨルトマトダイエット】

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夕食の前にトマトを食べるだけのダイエット法!

夜トマトダイエットは、夕食時に毎日必ずトマトを2~3個食べるお手軽なダイエット法です。夕食と一緒にトマトを食べることで全体の摂取カロリーを抑えることが期待できます。

夜トマトダイエットの方法

毎日夕食の時に、必ずトマトを食べるというだけのダイエットです。目安としては一度に中くらいの大きさのトマトを2~3個程度食べるようにしてください。

夜トマトダイエットのポイントは以下の通りです。

リコピンを1日15mg以上とる

夜トマトダイエットの効果はリコピン量で決まります。生のトマトなら2~3個で15mgとることができます。また赤く熟しているほうがリコピンの量が多くなります。

トマトジュースやトマト缶を上手に利用

生のトマト以外にも、トマトジュースやトマト缶を利用してOK。トマトジュースなら1本程度が目安ですが、商品の裏の成分表示を確認してみるとよいでしょう。

夕食は、気持ち少なめに

トマトを加えることによって、自然と夕食量はいつもより少量で満足できるようになります。トマトのダイエット効果を生かすために、夕食の食べ過ぎには気をつけましょう。

継続して続ける

夜トマトダイエットは即効性のあるものではありません。効果が出ないからといってすぐにやめるのではなく、最低でも3ヶ月は継続するようにとされています。

トマトを使ったおすすめレシピ

フレッシュトマトのスープ⇒レシピはこちら
トマトを丸ごと1個使って作るスープです。

お豆とトマトのヘルシーカレー⇒レシピはこちら
普通のカレーのカロリー30%オフ!ホールトマトを200g使ったヘルシーカレー

■鶏肉のチリソース⇒レシピはこちら
鶏肉と煮込んで良質たんぱく質も一緒に

夜トマトダイエットの効果

トマトの優れた栄養成分

トマトに含まれるリコピンは、β-カロテンの2倍の抗酸化作用があると言われています。リコピンには、血中コレステロールを下げる・シミを抑制するなどうれしい効果がたくさんあります。リコピンの他にもトマトには食物繊維ビタミンCといった栄養が豊富です。

トマトの脂肪燃焼効果

2012年の研究で、トマトから中性脂肪を燃焼させる成分が発見されました。実験では肥満のマウスに4週間その成分を与えたところ、血中や肝臓の中性脂肪量が約30%減少したそうです。(※)

ここに注意

夜トマトダイエットを行う際には、以下3点に注意しましょう。

  • 生のトマトには体を冷やす作用があります。冷え症の方は焼いたり炒めたりといった工夫をしましょう。
  • 夜トマトダイエットだからといってトマトだけを食べるのではなく、バランスの良い食事を心がけましょう。

 

<参考・参照>

※ Young-il Kim, Shizuka Hirai, Tsuyoshi Goto, Chie Ohyane, Haruya Takahashi, Taneaki Tsugane, Chiaki Konishi, Takashi Fujii, Shuji Inai, Yoko Iijima, Koh Aoki, Daisuke Shibata, Nobuyuki Takahashi, Teruo Kawada, ”Potent PPARα Activator Derived from Tomato Juice, 13-oxo-9,11-octadecadienoic Acid, Decreases Plasma and Hepatic Triglyceride in Obese Diabetic Mice”, PLoS ONE 7(2): e31317, 2012. <http://dx.doi.org/10.1371/journal.pone.0031317>

夜トマトダイエットはトマトの成分「リコピン」に注目したダイエット法です。本来リコピンは、ダイエットというより、その非常に強い「抗酸化作用」から生活習慣病やがんなどの予防や美肌効果で注目されています。最近ではリコピンが血中のコレステロールや中性脂肪の値を下げるという研究結果も出てきました。話題となったトマトの脂肪燃焼効果についてはまだマウス実験の段階であり、人間への効果はこれからの研究に期待したいですね。

 

トマトは様々な栄養素が含まれ、非常に優秀な野菜です。夕食にトマトをプラスすることによって全体の食事量が減るので、その点ではダイエット効果は期待できそうです。ただ、毎晩トマト料理ばかりだと”飽き”に繋がりやすいので、継続に工夫が必要です。

道江美貴子

管理栄養士
道江美貴子

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