効率的なエネルギー源【炭水化物】

炭水化物は食べると太るからダイエットの敵、と思っていませんか?炭水化物に含まれる糖質はすぐにエネルギーに変わる効率的な栄養素なのです。食べ物の中で最も多く含まれ、私たちが生きるための重要な役割を果たしています。
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 炭水化物の働き

炭水化物は糖質と食物繊維に分類されます。

糖質

最も効率の良い人間のエネルギー源

食物繊維

水溶性食物繊維:コレステロールの吸収を妨げる
不溶性食物繊維:腸内環境を整えて便秘に役立つ
⇒もっと知りたい!「水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の違い」

 炭水化物の摂取目標量

男性・女性ともに摂取エネルギーの50~65

過剰摂取が続いた場合

体脂肪として蓄えられ、肥満につながります。さらに肥満は様々な生活習慣病の引き金にもなります。

不足が続いた場合

単糖類であるブドウ糖は、カラダを動かすエネルギーとなるため不足すると疲れやすくなります。さらに不足状態が続くと、筋肉量の減少や嘔吐などを起こす場合があります。また、ブドウ糖は脳や神経組織のエネルギーでもあるため、不足が原因でイライラや集中力低下を引き起こすことがあります。

 炭水化物摂取のポイント

炭水化物に含まれる糖質が体内でエネルギーに変わるためには、ビタミンB1が必要です。ビタミンB1が不足すると疲労物質がたまりやすくなって、疲れの原因になります。ビタミンB1は穀物の外皮や胚芽に多く含まれているので精製度の低い穀物(玄米・胚芽米・全粒粉パンなど)を食べることで補えます。また豚肉にも豊富に含まれています。
⇒ダイエットを後押しするビタミンB1を効率的に増やすコツ

【参考・参照】
厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)〈https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html〉(最終閲覧日:2020/5/14)
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)〈https://fooddb.mext.go.jp〉(最終閲覧日2022/5/10)

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