しらうお|魚
しらうおは、川と海の境目である河口付近などに生息している小魚で、産卵期に川を上ってくる2月~4月が旬。青森県や茨城県の霞ヶ浦が漁獲量の多い地域として知られています。透き通った新鮮なしらうおは、春の風物詩とも言えます。しらうおの栄養成分と効果、おすすめの食べ方をご紹介します。
栄養成分と効果
カルシウム
カルシウムは骨や歯を丈夫にする栄養素として知られています。日本人は慢性的なカルシウム不足と言われているので、毎日意識して摂りたい栄養素です。
カリウム
細胞内の浸透圧やPHを正常に保つ働きをしています。カリウムはナトリウムと相互に作用しているので、食塩を摂りすぎた際にはナトリウムとともに体外に排出され、むくみの解消や高血圧予防の働きがあります。
コレステロール
コレステロールはカラダに欠かせない脂質の一つです。細胞膜の材料となったり、肝臓で胆汁酸となって脂質の消化吸収を行ったり、副腎皮質でステロイドホルモンの材料や性ホルモンの材料になるため、ホルモンバランスを整えるためにも必要な栄養素です。
血中コレステロールの濃度は高すぎても低すぎても良くありません。食事では、飽和脂肪酸の多い牛脂、豚脂、バターなどの動物性脂肪より、魚油など多価不飽和脂肪酸脂肪酸の多い油の方が血中コレステロールを下げる働きがあるので、食事が肉に偏りがちな人は注意しましょう。
⇒栄養士が伝授!コレステロールを下げる4つの方法
亜鉛
亜鉛は、100種類以上の酵素が働くための補酵素となっており、細胞の成長を促します。インスリンの合成・糖代謝・アルコール代謝にも関わっています。
⇒亜鉛不足を解消!亜鉛の上手な補い方
葉酸
葉酸は野菜類や豆・海藻・レバーなどに多く含まれます。血液を作る作用があるので不足すると特有の貧血症状が現れます。妊婦さんはお腹にいる赤ちゃんの健康的な成長のために欠かさず摂りたい栄養素です。
⇒妊婦さん必見!元気な赤ちゃんを産むための食事のポイント
おすすめの食べ方
■生のまま
新鮮なしらうおなら、わさび醤油や三杯酢などでいただくとプリプリとした食感を味わえます。お寿司でもしらうおの軍艦巻きを見かけますね。
■唐揚げやかき揚げ
玉ねぎや三つ葉と一緒にかき揚げに、片栗粉をまぶして唐揚げにするとサクサクとした食感とふんわりしたしらうおの食感を味わえます。レモンと塩でいただきます。
■卵とじ
白魚を玉ねぎ、長ネギなどと一緒にだし、しょうゆ・砂糖・酒を合わせた調味液で煮てから、溶き卵を流し入れて卵とじにします。そのままご飯に乗せてどんぶりにしていただくと美味しいですよ。
しらうおを魚屋さんやスーパーで見かけたらぜひ試してみてくださいね。
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