レモン|果物

レモンといえばビタミンCというイメージですが、そのほかにも抗酸化力の強いビタミンEクエン酸が豊富。レモンは別名クエンとも呼ばれ、クエン酸の名前の由来にもなっています。
また、レモンの香り成分「リモネン」には、リラックス効果があるとされています。レモンの栄養成分と効果、おいしい食べ方についてご紹介します。
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レモンの栄養成分と効果

ビタミンC

ビタミンCはレモン果汁大さじ1杯分(15g)に8㎎含まれます。メラニンを生成する酵素の働きを抑え、シミ・そばかすを予防します。また、コラーゲンの合成を促進する働きがあり、肌のハリを保つなど、美肌作りに欠かせません。
また、ストレスからカラダを守るホルモンの合成に関わっていて、ストレス時にはビタミンCの必要量が高まります。
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カリウム

カリウムには、細胞内液と外液の浸透圧の調整する働きがあります。余分なナトリウムを尿中に排泄し、むくみの改善や血圧を下げる作用もあります。

葉酸

造血のビタミン」とも呼ばれ、赤血球を作り出す働きがあり貧血を防ぎます。また、妊娠中や妊娠を望んでいる方には欠かせない栄養素の一つとしてよく知られており、葉酸をとり入れることで胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減少させることがわかっています。

パントテン酸

ビタミンB1と一緒に糖質の代謝を、ビタミンB2と一緒に脂質の代謝を助ける、エネルギー代謝に必要不可欠なビタミンです。

クエン酸

クエン酸は、エネルギーを作り出す「クエン酸回路」という体内の仕組みで効果を発揮します。クエン酸をとり入れることで、脂質・糖質・多くのアミノ酸から、より効率よくエネルギーを作り出す助けになりますまた、鉄分カルシウムなどのミネラルを包み込んで吸収しやすくする「キレート作用」も期待できます。

レモンのおいしい食べ方

おすすめレシピ

キャベツとわかめのレモンじょうゆ
キャベツにもビタミンCが豊富に含まれています。レモンを皮ごと使う場合、気になる方はしっかり洗ってから使いましょう。

サーモンとそら豆の白ワイン蒸し
サーモンの皮の部分にはコラーゲンが豊富に含まれており、ビタミンCと一緒に摂ることで、体内でコラーゲンの合成が促進されます。また、レモンには魚介の臭みをやわらげる効果があり、さっぱりとした味わいになります。

 

そのままで食べることは少ないレモンですが、酸味や香りが料理を引き立たせてくれます。美容と健康のため、上手にとり入れてみて下さいね。

▼カロリー計算▼
レモン果汁のカロリー・栄養素はこちら

 

【参考・参照】
日本食品標準成分表2020年版 八訂

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