ニシン|魚

身欠きや昆布巻きなどで食卓で親しまれているニシン。江戸時代から明治時代にかけては北海道で特に多く漁獲され、食用だけでなく油を絞った絞りかすを「鰊粕」という肥料として活用するなどされていました。現在はロシア・カナダ・ノルウェーからの輸入が主となっています。

ニシンは多価不飽和脂肪酸のDHAEPAを豊富に含み、中性脂肪を低下させ、血液をサラサラにしてくれる他、タンパク質の代謝に関わりエネルギーを生み出すビタミンB6や、DNA合成に関わるビタミンB12も豊富に含んでいます。そんなニシンの栄養とその効果についてご紹介します。
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ニシンの栄養とその効果

DHA・EPA

青魚などの魚油に多く含まれるDHAとEPAは、n-3系の不飽和脂肪酸。血液中の中性脂肪を減らす働きがある他、DHAは血管の弾力性を高め、EPAは血栓を溶かし血流を良くします。
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ビタミンB

食物に含まれるタンパク質は、体内でアミノ酸に分解されてから、カラダに必要なタンパク質が作られます。この過程で必要なのがビタミンB6です。また、脳の神経細胞の間で情報交換をするための神経伝達物質を作り出す際にも必要となります。
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ビタミンB12

血液中のヘモグロビンをつくる手助けをし、「造血のビタミン葉酸と協力して正常な赤血球を作るサポートをしています。他にも遺伝情報が詰まったDNAを作り出し神経細胞の機能を維持します。
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ニシンのおいしい食べ方

産卵前に脂がのる冬から、産卵期の春から初夏にかけてが旬と言われ「春告魚」とも呼ばれます。身欠きニシンや昆布巻に加工されて流通することが多く、卵巣の数の子は縁起物として知られていますね。

塩焼き

脂がのったニシンは塩焼きにして食べるのも美味しいです。塩は1尾の重さの3%前後の量を振ると身を引き締めて臭みを抑え、しっとりふっくら焼き上がります。

炊き込みご飯

3枚に下ろしたニシンと、ごぼうにんじん、干ししいたけなどの野菜を一緒に炊き込みます。お米は20分以上浸水させてから、しょうゆ・酒・塩・みりん・干ししいたけの戻し汁を入れて炊くとうま味が出て美味しく仕上がります。

酢漬け

酢漬けニシンはヨーロッパなどでもポピュラーな食べ方です。市販品もありますが、新鮮なものが手に入れば自宅で漬け込んでも。一晩塩漬けにしてから、マリネ液に2~3日浸します。蒸したじゃがいもやゆで卵を添えて食べると満足感のある一品になりますよ。

 

日本でも昔から親しまれてきたニシンは、地方によっても様々な食べ方があるようです。関西では身欠きニシンを乗せたニシンそばも有名ですね。甘露煮になっているものなどご飯のお供にもぴったりです。ぜひ試してみてくださいね。

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【参考・参照】
文部科学省 食品成分データベース
〈http://fooddb.mext.go.jp/freeword/fword_top.pl〉(最終閲覧日:2017/10/15)

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