ズッキーニ|野菜
見た目はきゅうりに似ていますが、実はかぼちゃの仲間です。他のかぼちゃは完熟してから食べますが、ズッキーニは実が未熟なうちに食べます。
かぼちゃの仲間といっても糖質は低く、低カロリーで淡白な味わいが特徴です。糖質の量はかぼちゃが20.6g/100gに対しズッキーニは2.8g/100gしかありません。1)
そこで、ズッキーニの栄養とその効果、おいしい食べ方についてご紹介します。
ズッキーニの栄養成分と効果
β-カロテン(ビタミンA)
β-カロテンは皮膚や粘膜を強くするので、乾燥肌や肌荒れを防ぐ効果があります。また、視力を正常に保ち、夜盲症を防いでくれます。
ビタミンC
コラーゲンの生成を助けたり、メラニン色素の過剰生成を抑えたりと、美肌作りに効果的です。強い抗酸化作用があり、有害な活性酸素からカラダを守ります。
カリウム
カリウムは、ナトリウムとともに細胞内の浸透圧の調整に関わっており、生命維持に欠かせないミネラルのひとつです。また、過剰なナトリウムの排出を促し、高血圧やむくみを防ぐ役割があります。
ズッキーニのおいしい食べ方
β-カロテンの量は、かぼちゃと比較すると約半分ほどですが、脂溶性ビタミンは油と一緒に摂ることで吸収率が上がります。煮込み料理に用いる場合にも、一度油で炒めてから煮込むと効率よく吸収できます。パスタやカレーに加えたり、素揚げにしても美味しいですよ。
おすすめレシピ
■なすとパプリカのラタトゥイユ
夏野菜たっぷりのラタトゥイユはそのままでもおいしいですが、オムレツにかけたり、パスタと和えたりしてもおいしいですよ。
■焼き野菜のおひたし
淡泊な味わいのズッキーニは和風味とも相性抜群です。焼きすぎないことが、歯触りをよくするポイントです。
ズッキーニに含まれる栄養素は、他の野菜と比較して突出して多くはないものの、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。低カロリーなので、ダイエット中でもたっぷり食べられますね。
▼カロリー計算▼
⇒ズッキーニのカロリー・栄養素はこちら
【参考】
1)食品データベース(農林水産省)
〈http://fooddb.mext.go.jp/〉 (最終閲覧日2016.5.19)