アスパラガス|野菜
やさしい甘さが特徴のアスパラガスは、代表的な春野菜の1つ。エネルギッシュな見た目と同様、エネルギー代謝を高めるアスパラギン酸や、β―カロテン・カリウム・葉酸・ビタミンCなどの栄養を豊富に含んでおり、滋養強壮などさまざまな効果を期待できる野菜です。
アスパラガスの栄養成分と効果
葉酸
葉酸は新しい赤血球をつくるために不可欠なビタミンです。細胞の新生や増殖に活躍します。
ビオチン
ビオチンは三大栄養素の代謝をサポートし、お肌や髪・爪の健康をサポートします。
アスパラギン酸
アミノ酸の一種のアスパラギン酸は、糖質の代謝をサポートします。そして老廃物の排出や新陳代謝を活性化し、お肌や髪の健康つくりにも繋がります。また、カリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルと結びつき、体内の細胞に栄養素を運ぶ働きもしています。
ルチン
穂先に多く含まれる成分。毛細血管を広げて血行を良くすることで、高血圧・動脈硬化・冷え性・肩こりなどを予防します。
アスパラガスの種類
グリーンアスパラガス
一番人気があり、集荷量が多い種類で、春には国内産(主に北海道産)、冬はメキシコ・オーストラリア産など輸入品が出回ります。
ホワイトアスパラガス
春から初夏にかけては北海道産などの国内産が出回ります。グリーンアスパラガスと品種は同じですが、日光が当たらないように栽培するため、白いまま成長します。栄養価はグリーンアスパラガスに劣ります。
ミニアスパラガス
グリーンアスパラガスの株から生える小さなもので品種や栄養価は同じです。細く小ぶりなので見た目がかわいく調理も簡単なので、最近は家庭栽培としても育てられます。
アスパラガスのおいしい食べ方
穂先がかたく締まっていて、茎が太くまっすぐに伸び切り口がみずみずしいものが新鮮です。調理の際は、切らずに長いまま根元から茹でると、旨味や栄養成分の流出を防ぐことができます。特にアスパラギン酸は熱に弱いため、加熱しすぎないことが大切です。さっと焼いたり揚げたりする方法でいただきましょう。
アスパラガスを使ったおすすめレシピ
■牛肉のアスパラロール
牛肉の鉄分やビタミンB6・ビタミンB12と、アスパラガスの葉酸で貧血予防に効果的です。
■グリーンアスパラの炒め物
アスパラガスとビタミンCたっぷりのパプリカは相性抜群!美肌作りにも繋がります。
栄養価の高いアスパラガスは、和洋中さまざまな料理で活躍するだけでなく、見た目も引き立たせてくれます。疲れが溜まったときやカラダを元気にしたい時にチョイスしてみましょう。