胃腸を健やかにするビタミン様物質【ビタミンU】

ビタミンUは、ビタミンに似た働きをするアミノ酸の構造をもち、主に胃腸の粘膜、肝機能の働きを正常に保ちます。正式名は塩化メチルメチオニンスルホニウム(MMSC)と呼ばれ、またキャベツの絞り汁から発見されたため「キャベジン」ともいわれています。

big vegetarian pile

ビタミンUの働き

胃痛・胸やけ・胃潰瘍・十二指腸潰瘍の予防・改善

胃酸の分泌量を調整し、過剰な分泌を抑えることで、胃酸過多による胃の不快感の改善に役立ちます。

肝機能障害の改善

肝臓の脂質を減らして肝機能の働きを助けます。

タンパク質の合成に関与

胃粘膜の新陳代謝を活性化し、胃粘膜の修復を助けます。

 

ビタミンUの目安摂取量

ビタミンUは必須栄養素には分類されていないため、目安摂取量は定められていません。体内でも合成される成分のため、ビタミン様物質として取り扱われています。
欠乏症状と過剰摂取による症状の報告はありませんが、胃腸と肝機能の働きを改善する効果が明らかにされており、今後の研究が期待される成分です。

ビタミンUが多く含まれる食材・食事

ビタミンUが多く含まれる食材は以下の通りです。

ブロッコリー 590μg
アスパラガス 400μg
キャベツ 350μg
大根 260μg
ピーマン 180μg

 ※特に記載のないものは、食品100gあたりの含有量を表示しています。

 

ビタミンUの摂取のポイント

水に溶けやすく、熱に弱い性質があるため、サラダなど生のまま食べると効率よく摂ることができます。加熱調理する場合は短時間で調理すると、ビタミンUの損失を少なく抑えられます。また、スープやお味噌汁・煮物は、成分が溶け出した煮汁ごと食べることができ、胃腸を温めて新陳代謝の活性を助けるので、ビタミンUを効率よく摂ることができる調理法です。
酸に強いため、マヨネーズやお酢を使ったドレッシングとの相性が抜群!
胃粘膜の強化には胃の粘膜を守る作用があるビタミンAと一緒に摂ると効果的。

 おすすめレシピ

豚キャベツ
メインの料理としてキャベツがたっぷり摂れる一品です。豚肉にはビタミンB1が豊富で、糖質をエネルギーに変える働きがあります。

ブロッコリーとエビの豆板醤炒め
ブロッコリーは、お湯に塩を入れて沸点を下げてから、さっとゆでることでビタミンUの損失を抑えることができます。

アスパラとワカメのみそ汁
汁ごと食べられるので、ビタミンUを効率よく摂ることができます。ビタミンUの損失を抑えるために、アスパラガスは最後の仕上げの時に入れます。

■キャベツと人参のサラダ
ビタミンUとビタミンAを一緒に摂ることができるサラダです。

 

ビタミンUは身近な野菜に多く含まれ、胃腸の不快感の軽減に役立つ成分です。生野菜を使ったサラダや、温かい汁ものなどさまざまな料理からとり入れたい栄養素ですね。

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