シミや乾燥を防いで美肌に!ミニトマトの美容効果

美肌対策や日焼け後のケアに効果的なトマト。そして、ミニトマトは美容に有効なビタミンA(β-カロテン)ビタミンC・リコピンなどをより多く含む優秀な食材です。ミニトマトの美容効果について解説します。

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ミニトマトの美容効果

シミ・しわを防ぐ

ミニトマトはシミの元となるメラニン色素の沈着を防ぎ、体内でのコラーゲン生成に欠かせないビタミンCの含有量がトマトの2倍。ビタミンCの目標摂取量は1日、100mg(※1)ですが、ミニトマト10個ほどで、1/3をカバーできます。
また、抗酸化力がビタミンEの100倍ともいわれるリコピンの含有量もミニトマトの方が豊富で老化を防ぎ、しわ予防にもなります。

肌のかさつきを防ぐ

肌の乾燥を抑え、皮膚の発育を正常にする働きをもつビタミンA(β-カロテン)がトマトの約2倍含まれています。日焼け後や季節の変わり目のかさつき対策にもおすすめです。
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顔や手足のむくみを軽減

体内の水分バランスを整え、むくみの軽減を助けるカリウムトマトの約1.3倍含まれています。カリウムには体内の余分な塩分排出を促す作用もあるので、塩分の多い加工食品などを食べるときはミニトマトを添えるのもひとつの方法です。

ミニトマトのおすすめ調理法

ビタミンEを含む食材と組み合わせる

ミニトマトに豊富に含まれるビタミンA(β-カロテン)・ビタミンCは、ビタミンEと一緒に摂ることで抗酸化力がアップします。オイルでマリネにするほか、ナッツ類などビタミンEが豊富な食材と一緒にサラダにしましょう。
また、クスクス・パセリ・オリーブオイルなどで作るサラダ風の惣菜「タブレ」に使うのもおすすめ。ビタミンCをたっぷり摂ることができ、オリーブオイルに含まれるビタミンEがその抗酸化力をサポートしてくれます。

油で加熱調理する

リコピンは加熱しても壊れにくく、油に溶けやすいという性質があります。また、刻んだり熱を加えたりして細胞壁を壊すと、リコピンの吸収率が高まります。効率よくリコピンをとり入れるなら、刻んで少量のオイルでソテーしたミニトマトを活用してみましょう。トッピング具材として、オムレツやトーストなどに使うと便利です。
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忙しいときや野菜不足を感じるときでも、手軽に食べやすいミニトマト。常備野菜として活用してみてくださいね。

 

【参考】
(※1)厚生労働省 ビタミン 水溶性ビタミン
〈http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000067134.pdf〉(最終閲覧日2016/08/23)

【執筆者】
コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。

衞藤敬子

管理栄養士
衞藤敬子

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