夏バテにサヨナラ!麺にプラスして栄養価アップするお助け食材5選

暑い時期は食欲がなく麺メニューを選ぶ方も多いのではないでしょうか。しかし「麺だけ」だと栄養が偏りがちで、夏バテや体調不良の原因になることも。そんなときに役立つ、麺にプラスしたいおすすめ食材を5つ紹介します。一工夫を加えて、元気に夏を乗り切りましょう!

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麺類にプラスして栄養価アップする食材5選

麺類にプラスしたいのは「たんぱく質食材」です。炭水化物が中心の麺類だけでは、たんぱく質ビタミンB1が不足しがちであるため、たんぱく質食材をプラスすることで栄養価アップに役立ちます。

たんぱく質の不足が長く続くと、筋肉量の低下や体力低下の原因となるだけでなく、健康的な肌、髪の毛を作る材料が不足してしまいます。また糖質の代謝に必要なビタミンB1が不足することで、エネルギーをうまく作り出せず、疲労感から夏バテにつながってしまうことも。

手軽にたんぱく質をプラスできる5つの食材と、簡単にとり入れるためのコツをお伝えします。

豚肉

豚肉は肉類の中でもビタミンB1の含有量が特に優れているため、夏バテ対策として意識してとり入れたい食材です。

豚肉は、そうめんや蕎麦を茹でるときに一緒に茹でて、豚しゃぶのようにして麺にトッピングするとよいでしょう。または焼きそばや和風パスタの具材にするのもおすすめです。

納豆

納豆は、栄養素の代謝に関わるビタミンB群や、たんぱく質、鉄などのさまざまな栄養素を含みます。特に鉄が不足すると、息切れや疲労感の原因となることがあるため、体調管理には欠かせない栄養素です。

納豆はうどん、蕎麦、そうめんにトッピングするのが手軽でおすすめです。麺がまろやかになり食べやすくなりますよ。または和風パスタの具材にするのもよいでしょう。

卵は「完全栄養食」といわれるほど栄養豊富な食材です。麺にプラスすると、たんぱく質、ビタミンB群、カルシウムビタミンDなど、さまざまな栄養補給に役立ちます。卵は消化にもやさしいため、夏バテして胃腸の調子が整わないときにもよいでしょう。

うどんや蕎麦に卵の黄身を落としたり、温泉卵を載せたり、ゆで卵を添えたりすると簡単です。温泉卵やゆで卵は、コンビニでも手軽に手に入ります。

ツナ缶

まぐろかつおから作られるツナ缶は、手軽に魚の栄養素をプラスしたいときに便利です。やカルシウムも含むため、不足しがちな栄養補給にも役立ちます。

ツナ缶は、うどん、蕎麦、そうめんのトッピングにしたり、パスタの具材にしたりするとよいでしょう。

サラダチキン

鶏胸肉から作られるサラダチキンは、たんぱく質をたっぷり摂れ、ビタミンB群もプラスしてくれます。あっさりしているため食欲がなくても食べやすいでしょう。

サラダチキンは、冷たい麺のトッピングだけでなく、温かい麺のトッピングにもぴったりです。コンビニで手に入るサラダチキンを使うと、簡単ですよ。

手軽に野菜をプラスするアイデア

麺にはたんぱく質食材をプラスするとよいことをお伝えしましたが、できれば野菜もとり入れたいものです。麺やたんぱく質食材にはあまり含まれない、ビタミンCや食物繊維などの栄養補給ができ、体調を整えてくれるのはもちろん、美容にもうれしい働きをしてくれます。

手軽に野菜をプラスするために、下記のアイデアを試してみてはいかがでしょうか。

・冷凍野菜をトッピングする(きざみオクラ・揚げなす・ほうれん草など)
・カットサラダを使ってサラダうどんやサラダ蕎麦にする
・カット野菜を使って焼きそばや焼きうどんにする

ほかにも、切るだけで食べられるトマトやきゅうりを常備しておくのもよいでしょう。

食欲アップを助ける食材

食欲がないときは、食欲アップ食材をさらにプラスしてみましょう。

梅干しレモンなどの酸味のあるもの
・かつお節・ごまなど香りのよいもの
・大葉・ねぎ・みょうが・生姜・にんにくなどの香味野菜
・唐辛子・カレー粉・こしょうなどの香辛料

酸味や香りのよさから、食欲アップを助けてくれ、食欲がなくても食べやすくなります。常備できるものもあるため、ストックしておくとよいでしょう。

 

夏はつい簡単なメニューになりがちですが、体調を整えるためにも少しだけ食事に気を配りたいところです。簡単にできるアイデアを紹介したため、夏の体調管理にぜひ参考にしてみてくださいね。

【執筆者】
管理栄養士。病院、保健センター、保育園で幅広い年代の栄養サポートに携わる。現在はフリーランス管理栄養士として、ライターやレシピ制作を中心に活動中。あすけんではコラム執筆などを担当している。HP:https://hirotachihiro.com/

広田 千尋

管理栄養士
広田 千尋

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