冷凍食品を活用してカロリーコントロール
ダイエット中なのに食べすぎてしまって、「もうカロリー計算するのも面倒だ!」と思うことはありませんか?そんなときにおすすめしたいカロリーコントロールがすぐできる主食系の冷凍食品をあすけん栄養士がご紹介します。
冷凍食品を活用するメリット
パスタやチャーハンなど、それだけで食事になる主食系の冷凍食品は、調理の時間が短縮できるだけでなく、カロリー計算が簡単というダイエット中にうれしいメリットがあります。まずは、冷凍食品のパッケージに表示されている栄養成分表示でカロリーをチェックしてみましょう。カロリーが低いものをストックしておけば、ダイエット中のカロリーコントロールが楽になります。
おすすめの主食系冷凍食品
主食(米・麺など)・主菜(肉・魚介・野菜など)が一度にとれ、簡単にカロリーコントロールできる、おすすめ主食系冷凍食品を3つご紹介します。
1. ニッスイ「わが家の麺自慢 ちゃんぽん」(406kcal)
豚肉やエビのほかにキャベツ・にんじん・もやしなどの野菜がはいっており栄養バランスもよいといえるでしょう。塩分は7.1gと高めなので、スープは控えめにしましょう。
2. かねます「鉄板屋 お好み焼」(250kcal)
小麦粉の代わりに山芋と卵、キャベツは全体の約50%使われています。1食(270g)あたり250kcalと低カロリーですが、マヨネーズ(大さじ・14g:94kcal)をプラスするとカロリーがアップしてしまうので、ダイエット中は少量にするとよいでしょう。
3. 日清製粉ウェルナ「牛肉と野菜のフォー」(146kcal)
米粉の麺フォーに牛肉とほうれん草・にんじんを使用しています。1食(105g)あたり146kcalと少量で低カロリーなので、食べすぎが続いてしまい、しっかりカロリーコントロールしたいときにおすすめです。
冷凍食品の選び方・食べ方のコツ
栄養成分表示でカロリーをチェック
冷凍食品のパッケージには調理方法や賞味期限のほか、先に述べた「栄養成分表示」が記載されていてカロリーなどをチェックすることができます。低カロリーのものを選びたいときは、まず栄養成分表示を見るようにしましょう。
食べる量を決めてカロリーコントロール
冷凍食品の中でも人気の高い餃子やチャーハン。一般的な1人前の目安は、餃子は6個、チャーハンは200gとされています。冷凍食品は、1袋の量が多いものもあるので、カロリーコントロール中は、1人前の分量を目安に食べすぎに気を付けましょう。
冷凍野菜をプラスして栄養バランスアップ
野菜が少なめの冷凍食品には、なすやほうれん草などの冷凍野菜をプラスしてみましょう。チャーハンやピラフが食べたいけれどカロリーを抑えたいときは、ご飯の代わりに食べられる冷凍カリフラワーをプラスするのもよいでしょう。
⇒最新版!カシコク使いたい低糖質商品4選
食事や間食で意識すること
カロリー調整のために低カロリーの冷凍食品を活用する
低カロリーの冷凍食品は、カロリーオーバーしてしまった日々の食事をコントロールするためのメニューと考えましょう。毎日が低カロリーの食事では、ダイエットがストイックになりすぎて継続することが難しくなることもあるからです。
空腹は我慢せず、適度に間食をとり入れる
冷凍食品でカロリーを調整したあと、前の食事が少なく、どうしてもお腹が空いてしまった場合は、我慢せずに間食をとり入れましょう。間食に冷凍果物を使ってみるのもよいでしょう。ベリー系の冷凍果物にヨーグルトをかけて食べるのもおすすめです。
⇒間食のタイミングはいつがベスト?上手に取り入れるコツも伝授
ダイエット中にカロリー計算が面倒になってしまった方は、主食系の冷凍食品でカロリーコントロールしてみてはいかがでしょうか。
【参考・参照】
一般社団法人日本冷凍食品協会〈https://www.reishokukyo.or.jp/〉(最終閲覧日:2022/6/4)
日本水産株式会社〈https://www.nissui.co.jp/product/00184.html〉(最終閲覧日:2022/6/4)
株式会社かねます食品〈http://www.kanemasu.co.jp/products49681r2.html〉(最終閲覧日:2022/6/4)
(株)日清製粉ウェルナ〈https://www.nisshin-seifun-welna.com/index/products/4902110280708.html〉(最終閲覧日:2022/6/4)
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)
カロリー計算: 食事管理アプリあすけん調べ
【執筆者】
仕事に没頭しすぎたことで体調を崩したことをきっかけに、健康的なカラダが仕事の質を良くするという思いを胸に約6年勤めた会社を退社し、栄養士の資格を取得。その後、JICA青年海外協力隊として2年間、中米グアテマラで現地の栄養教育を経験。現在は、病院で食事・栄養管理に関わる仕事と子育てをしながら、あすけん栄養士としてコラムの執筆やオンライン栄養カウンセリングを担当。
栄養士
保延 弘美