もやし|野菜

一般に、もやしと呼ばれているのは、緑豆から作られる「緑豆もやし」のことで、他にもケツルアズキから作られる「黒まめもやし(ブラックマッペ)」や、大豆から作られる「豆もやし」などがあります。
豆が発芽しもやしになる過程でカロリーは低くなり、消化の良い栄養素がたくさん作られます。こうしてできたもやしは、低カロリーで栄養豊富な野菜。豆にはないビタミンCのほか、アスパラギン酸やカリウム食物繊維を豊富に含んでいます。

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もやしの栄養成分と効果

アスパラギン酸

アスパラギン酸はアミノ酸の一種で、エネルギー代謝に関わっており、スタミナの強化や疲労回復効果があると言われています。(※)

カリウム

カリウムにはナトリウムの排泄を促して血圧を下げる効果があり、高血圧の予防になります。

食物繊維

食物繊維は、大腸の働きを促す整腸作用があるため、便秘の改善や大腸がんの予防に効果があると言われています。

ビタミンC

もやしには少量ではありますがビタミンCが含まれています。(緑豆もやしの場合、100gあたり8㎎)
ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、紫外線によるシミ・そばかすを防ぐなど、美肌作りに欠かせません。また、血管を強化し、鉄分の吸収を促進する働きもあります。
紫外線対策で美肌をキープ!栄養士おすすめの栄養素と食材

もやしのおいしい食べ方

もやしは買った時の袋に入れたまま冷蔵庫で保存しても、1日でビタミンCが約3割も減少してしまいます。栄養素を無駄なくとり入れるには、一度で使い切るのが鉄則!
ひげ根の先端部分を取り除いてから調理すると、見た目も歯触りもよくなります。また、ビタミンCの損失を防ぎ食感よく仕上げるには、加熱調理は短時間で手早く済ませることが大切です

おすすめレシピ

大豆もやしとほうれん草のナムル
もやしとほうれん草をたっぷりと使っており、ヘルシーで食物繊維がたくさん摂れるので、便秘予防に効果的!
豚肉と豆もやしのキムチ炒め
ビタミンB1が豊富な豚肉には疲労回復効果があるとされています。また、食物繊維が豊富な豆もやしと、発酵食品のキムチは腸の働きを整えます。

くせのない味とシャキシャキとした食感は、どんな食材とも相性抜群。色々な味付けで、もやしを楽しくおいしくいただきましょう。

 

【参考・参照】
(※)国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報〈https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail598lite.html〉(最終閲覧日:2020/05/21)

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