ダイエット中の飲み会に!おすすめメニュー~イタリアン編~
ダイエット中でも、お付き合いやプライベートでの食事会や飲み会は避けられないもの。割り切って楽しむのもひとつの方法ですが、つい食べ過ぎてしまい、翌日の体重を見て後悔することも。
そんな時でも、食べても安心なメニューを知っておくと心強いですよね。ダイエット中の方におすすめの食べ方やメニュー、工夫の仕方についてあすけん栄養士がご紹介します。今回は「イタリアン編」です。
飲み会でもまずはベジファーストを
野菜を先に食べることでダイエット効果が期待できるベジファースト。食事の始めに食物繊維をとることで糖や脂肪の吸収を穏やかにしてくれたり、食べ過ぎを防いでくれたりするので、普段の食事だけではなく、飲み会、食事会の際にもぜひ取り入れたいですね。
ベジファーストできるおすすめメニュー
イタリアンなら、バーニャカウダ、ピクルス、カポナータ(野菜のトマト煮込み)がベジファーストにはぴったりのメニューです。他にも、生野菜を使ったサラダでもOKです。たっぷりの野菜をとって、しっかりとベジファースト効果を得ておきましょう。
ダイエット中でも安心のイタリアンメニュー
イタリア料理は、パスタやピザ、チーズなど高カロリーな料理のイメージが強いですが、トマトやオリーブオイル、魚介類を使った料理も多く、ヘルシーなものも多いのです。
ヘルシーなメニューを知って、飲み会・食事会を乗り切りましょう。
カプレーゼ
トマトとモッツァレラチーズ、バジルなどをオリーブオイルでいただくシンプルな料理。チーズは高カロリーなものがほとんどですが、モッツァレラチーズは1切55kcalと比較的低カロリー。チーズ盛り合わせなどで、チーズだけをたくさん食べるよりは、トマトも一緒に食べられるカプレーゼがおすすめです。
カルパッチョ
白身魚やタコの刺身にオリーブオイルなどのソースをかけた料理で、低脂肪の魚や魚介をシンプルにそのままいただくヘルシーなメニューです。野菜も添えられていることが多いので、野菜と一緒に食べられるのがうれしいですね。
たこに含まれるタウリンは、コレステロールの吸収を抑えてくれたり、肝臓の機能を高めると言われているので、お酒を飲む際はぜひ食べたい食材ですね。(※1)
貝のワイン蒸し
イタリア料理によく使われるはまぐり、あさり、ムール貝などの貝類は、低糖質・低脂肪で低カロリー。かつ、高タンパクなのでダイエット中にはぴったりの食材です。
ワインや酒で蒸し焼きにしているので、たくさん食べてもヘルシーなので安心です。また、貝の旨味がたっぷりで満足感を味わえるでしょう。
ダイエット中は気を付けたいパスタやピザ
パスタやピザは糖質・脂質が多いため、夜の遅い時間はなるべくなら避ける方が良いでしょう。でも、イタリアンのお店で食べない方が難しいと言えるかもしれません。
もし食べる時は以下のことに気を付けてみてくださいね。
【おすすめピザ・パスタ】
・トマト系ソース⇒ほかのパスタに比べて使われる油の量が少なめ。
・魚介類、きのこや野菜の入ったもの⇒低カロリーの魚介類と、食物繊維たっぷりのきのこや野菜で満足感アップ!
【控えた方がいいピザ・パスタ】
・クリーム系やオイル系ソース⇒油や脂質の量が多いので要注意。
・ベーコンや挽肉が入ったもの⇒脂身が多いので高カロリー。
・たっぷりチーズ⇒チーズたっぷりのメニューや、粉チーズをたくさんかけるのは控えめに。
・パスタとピザはどちらかにする⇒思い切り食べたい時は、なるべくランチタイムに。
食事会や飲み会の場面で我慢しすぎると、ストレスで反動が来てしまうことも。おいしくてヘルシーなものを選んで楽しみつつ、うまくダイエットに励みましょう。
また、食事会や飲み会の日の食事記録は大変ですよね。億劫になって、結局そのままになってしまいがちです。
あすけんのメニュー検索で「イタリアン コース」と入力するとイタリア料理のコースが登録できます。まずは大まかでもいいので入力して、大体のカロリーを把握することが大事ですよ。
【参考・参照】
(※1)厚生労働省 eヘルスネット タウリン
<https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-017.html>(最終閲覧日:2019/07/21)
文部科学省 食品成分データベース <https://fooddb.mext.go.jp/>
【執筆者】
コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
管理栄養士
衞藤敬子