はまぐり|魚介類

殻が対になっているもの以外合わないことから、結婚式などの祝い事にも使われるはまぐり。ビタミンB1カルシウムなど、健康維持に不可欠な栄養素を含んでいます。そんな、はまぐりの栄養成分と効果、おいしい食べ方についてご紹介します。

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はまぐりの栄養成分と効果

ビタミンB1

糖質を分解しエネルギーに変えるのをサポートする働きがあります。また、アルコールの代謝神経機能を正常に保つ働きにも必要とされています。普段から糖質の多い食事やお酒を多く飲む人は、ビタミンB1の消費が多くなるので積極的にとり入れましょう。
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カルシウム

歯や骨を作るのに不可欠な栄養素。血液を固める筋肉を動かす脳神経の興奮を抑える(神経伝達物質の調整)などの働きもあります。

鉄分

鉄分は酸素を全身に運ぶ赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンの材料として重要な栄養素。貧血予防や冷え対策などに不可欠の栄養素。また、エネルギー代謝で必要とされる酵素の材料でもあります。
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タウリン

タウリンは、魚介に多く含まれるアミノ酸の一種です。悪玉コレステロール(LDL)を下げる血圧を正常に保つ心臓の機能を高める働きがあるといわれています。

亜鉛

亜鉛には、味覚を正常に保つ、免疫力を高め皮膚や粘膜の健康を助ける、タンパク質やDNAの合成を助けるなどの働きがあります。レモンなどのビタミンCの多い食品と一緒に摂ることで吸収率が高まります。

はまぐりのおいしい食べ方

秋から翌春にかけて旬を迎えます。表面に溝がなく、つやがあり、貝と貝を打ち合わせると澄んだ高い音がするものが新鮮です。

おすすめの調理法

3%食塩水(3gの食塩を入れて、水を合計100gになるまで入れると3%の食塩水になります)につけておいて、砂をはかせてから使います。加熱しすぎると身が固くなり、うまみも逃げてしまうので、強火でサッと焼いて、加熱しすぎないのがポイント。ビタミンB1分解酵素のチアミナーゼ(アノイリナーゼ)を含むので、生食するとビタミンB1の働きを邪魔することがありますが、加熱すれば問題ありません。

おすすめレシピ

はまぐりのチーズスパゲティ
ルッコラには美肌作りに効果的なβ-カロテンが多く含まれています。
また、チーズを加えることでタンパク質やカルシウム、脂質の代謝を助けるビタミンB2を補うことができます。

■焼きはまぐり
網やフライパンで焼いてさっぱりと。
ちょうつがいの靭帯を切って殻のまま焼くと、焼けたときに煮汁がこぼれにくく、グルタミン酸やタウリンなどの栄養素を汁ごと食べることができます。
さらにレモン汁をかければ、ビタミンCの作用で鉄吸収がアップします。

■はまぐりのグラタン・チャウダー
牛乳や野菜・きのこなどと一緒にグラタンやチャウダーにすれば、きのこのビタミンDや牛乳のタンパク質などにより、カルシウム吸収が高まります。

 

上品な味わいでさまざまなメニューに合うはまぐり。そのまま食べるだけでなく、いろいろな食材と一緒に食べて効果的に栄養素を摂りつつ、楽しんでみてください。

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