ダイエット中でも罪悪感無し!栄養士おすすめのブリスボールレシピ3つ

美容や健康への意識が高い人々の間で人気の「ブリスボール」を知っていますか?オーストラリア発祥のボール状のスイーツで、食物繊維豊富なオーツやココナッツ、ミネラル豊富なナッツ・ドライフルーツなどを材料に、砂糖・グルテン・添加物フリーで「ギルトフリー(罪悪感のない)」な間食として、健康と美しさを保ちたい人々を中心に人気が広がっています。
Homemade cookies in paper cups on blue background

ブリスボールとは

ブリスボールの特徴は次の3つ。

  • 砂糖不使用
  • グルテンフリー
  • 添加物不使用

作り方は簡単で、材料をフードプロセッサーなどを利用して細かく砕いて丸めるだけ。小麦粉を使わず、オーブンなどでの加熱調理も必要ないため、自宅でも短時間で作ることができます。

ブリスボールがおすすめな理由

材料は好みに合わせて選んで作れるブリスボール。工夫次第で必要な栄養素を補うことができます。

■ 食物繊維がとれる
オーツ・きな粉・ココナッツファインなどもブリスボールの材料として使われます。これらを使うことによって、不足しがちな食物繊維を補うことができます。

■ 良質な油がとれる
ブリスボールにはアーモンド・カシューナッツ・ピーカンナッツ・くるみ・松の実などの種実類が使われます。ナッツ類の油は不飽和脂肪酸を多く含むため、飽和脂肪酸が多いバターや動物性の油に偏りがちな方は、ナッツを食事にとり入れることで油の種類をバランスよく摂ることができます。また、ブリスボールがまとまりづらい場合などに使用することがあるココナッツオイルには、ダイエット中の方にもうれしいMCT(中鎖脂肪酸)が含まれています。

■ ビタミン・ミネラルがとれる
自然な甘みを生み出す材料として使われるデーツ・プルーン・レーズン・クランベリーなどのドライフルーツには、肌の老化を防ぐビタミンEや、新陳代謝を助ける亜鉛、全身に酸素を運ぶ鉄分などのミネラルも豊富に含まれています。美容にうれしい効果をもたらしてくれます。

■ 少ない量で満足感を得られる
小さいながらも食物繊維や良質な油を含み、しっかりした食感のあるブリスボールは、1粒食べるだけでもかなり満足感が得られます。ダイエット中など甘いものを食べたくなった時にブリスボールを食べれば、空腹感と満足感の両方を満たすことができます。

美肌力アップ!プルーンとデーツのブリスボールレシピ

デーツは「ナツメヤシ」の実のことで、中近東諸国ではポピュラーな果実の一つです。乾燥させたものを手に入れることができます。プルーンもデーツも腸内環境を整える食物繊維やビタミンAなどの抗酸化作用のある栄養成分や、むくみ解消に役立つカリウムが豊富です。
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《材料》 (約12個分)
・カシューナッツ 40g
・オーツ     30g
・デーツ(種ぬき) 110g
・プルーン           40g

《作り方》
1.カシューナッツとオーツをフードプロセッサーに入れ、細かくなるまで砕く。
2.デーツとプルーンを入れ、まとまるくらいの固さになるまで砕く。
3.スプーン1杯分をラップなどに乗せ、丸めればできあがり。

ダイエット中に!レモンとココナッツのブリスボールレシピ

レモン果汁を入れてさっぱりとした風味のブリスボール。素早く分解・消化され脂肪になりにくい中鎖脂肪酸を多く含むココナッツ、糖質代謝に欠かせないビタミンB1豊富なカシューナッツ、酸化しにくいパルミトオレイン酸を含むマカダミアナッツで、ダイエット中でも満足感と代謝に役立つビタミン・ミネラルをとり入れられます。
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《材料》 (約12個分)
・カシューナッツ     40g
・マカダミアナッツ    30g
・オーツ                   30g
・ココナッツファイン 40g
・デーツ(種ぬき)       100g
・レモン汁         1/2個分

《作り方》
1.ナッツ類とオーツ・ココナッツファインをフードプロセッサーに入れ、細かくなるまで砕く。
2.デーツとレモン汁を入れ、まとまるくらいの固さになるまで砕く。
3.スプーン1杯分をラップなどに乗せ、丸めればできあがり。

アンチエイジングに!ポリフェノール豊富なブリスボールレシピ

言わずと知れたポリフェノールは高い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を消去することから老化防止に役立つ積極的にとりたい栄養素です。イチジクカカオニブココアパウダーといったポリフェノール豊富な食材を使ったブリスボールを作りましょう。
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《材料》 (約12個分)
・ドライイチジク        100g
・クルミ                             50g
・カカオニブ                     25g
・ピュアココアパウダー 大さじ2
・ココナッツオイル         大さじ1

《作り方》
1.ドライイチジクはお湯につけてふやかしてから、フードプロセッサーにかける。
2.それ以外の材料を入れ、まとまるくらいの固さになるまで砕く。
3.スプーン1杯分をラップなどに乗せ、丸めればできあがり。

 

好きな材料を組み合わせて自由に作れる点もブリスボールの良いところ。目的別に材料を変えて、ダイエット中のおやつとして、運動の合間の栄養補給として、タンパク質をとりたい人はプロテインパウダーを入れたりしても。材料の配分はドライフルーツ1:ナッツ類1:粉類1を参考に、オリジナルのブリスボールを作ってみてはいかがでしょうか?

化粧品ブランドに14年間勤務後、からだの内側からも美容や健康をサポートしたいという思いから栄養士の資格を取得。

現在はあすけん栄養士としてコラム執筆やオンライン栄養カウンセリングを担当。

多田 綾子

栄養士
多田 綾子

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