アセロラ|果物

アセロラジュースやアセロラゼリーの材料としてよく知られている「アセロラ」。直径2~3cmほどのさくらんぼに似た形をした熱帯地域の果物で、日本では沖縄で栽培されています。今回はアセロラの栄養とその効果、おいしい食べ方についてあすけん栄養士がご紹介します。

Ripe thai cherry on white background

アセロラの栄養成分と効果

ビタミンC

アセロラには酸味が強い「酸味種」と甘みのある「甘味種」があり、酸味種はレモンの17倍、甘味種はレモンの8倍ものビタミンCが含まれています。

ビタミンCには美肌作りには欠かせないコラーゲンの合成を助ける働きがあります。さらに、抗ストレスホルモンの生成と関連があるとされ、毎日欠かさずにとり入れたい栄養素の一つです。

アントシアニン・ケルセチン

アントシアニン、ケルセチンともにポリフェノールの一種です。アントシアニンはブルーベリーやなすなどにも含まれ、ケルセチンはりんごや玉ねぎにも含まれます。

抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑制し、老化や免疫機能の低下を防ぐ効果があるといわれています。

葉酸

「造血のビタミン」とも呼ばれ、赤血球を作り出す働きがあり貧血を防ぎます。また、妊娠中や妊娠を望んでいる方には欠かせない栄養素の一つとしてよく知られており、葉酸をとり入れることで胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減少させることがわかっています。

カリウム

体内の余分なナトリウムを排出して細胞内外の水分バランスを調整する働きがあります。それにより、むくみや高血圧を予防する効果があります。

アセロラのおいしい食べ方

生のアセロラを食べる機会は少ないですが、熟したアセロラは甘酸っぱくさわやかな味がします。冷蔵保存で2~3日しか日持ちがしないので、すぐに食べきれない場合は冷凍保存をしましょう。軽くつぶしてから冷凍するとシャーベットのように食べることができます。
また、ジャムやシロップに加工すると長い期間楽しむことができます。

 

生のアセロラがない場合は、アセロラドリンクやアセロラゼリーでもアセロラの栄養をとり入れることができますよ。美肌に興味のある方はぜひアセロラを日々の食生活にとり入れてみてくださいね。

▼カロリー計算▼
アセロラジュースのカロリー・栄養価はこちら

 

【参考・参照】
厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)

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