グレープフルーツ|果物
オレンジやレモンなどの柑橘類と並んでビタミンC含有量が多いグレープフルーツには美容や健康増進に役立つ効能がたくさんあります。夏場は冷蔵庫で冷やしてひんやりデザートに、冬場は温めてはちみつやブランデーを垂らしてホットデザートに。アレンジを変えてグレープフルーツを楽しんでみませんか。
グレープフルーツの栄養成分と効果
カリウム
体内の過剰なナトリウムを排出して水分濃度を正常に保ち、むくみや高血圧の予防に役立ちます。カリウムとナトリウムは拮抗的に働き、カラダの塩分濃度を調整します。
葉酸
ビタミンB群の一種で赤血球の合成を助け「造血のビタミン」と呼ばれています。貧血を予防するほか、胎児の正常な発育を助ける働きがあります。
ビタミンC
シミの原因となるメラニン色素の沈着を予防したり、ハリのある肌に必要なコラーゲンの生成を促進したりします。また、細菌やウィルスを撃退して風邪やアレルギーの予防に役立ちます。
食物繊維
腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスを整えて体内の老廃物を排出し、便秘の改善に役立ちます。
クエン酸
柑橘類や梅干しなどの酸味成分のクエン酸は、糖質や脂質を効率的にエネルギー変換し、新陳代謝の促進、血流の改善などにも働くとされています。
グレープフルーツの効能
美肌効果
美肌作りに欠かせないビタミンCは、グレープフルーツ1個で1日に必要なビタミンC量(成人女性100mg)の約3/4量(76㎎)をとることができます。また、クエン酸には内と外から肌を美しくする働きも。新陳代謝を促進し、新しい肌の生成を助け、美肌に導きます。
便秘解消
グレープフルーツに含まれる食物繊維の一種ペクチンは、腸のぜん運動を促して老廃物を排出し、便秘の改善に役立ちます。
グレープフルーツのおいしい食べ方
そのまま食べても十分おいしいですが、アレンジしておしゃれにグレープフルーツを楽しめるレシピを紹介します。
■フルーツポンチ
一口大にカットして盛り合わせた簡単フルーツポンチ。黄色のグレープフルーツに合わせて果肉がピンク色のルビーグレープフルーツを合わせて使うと、コントラストが可愛いデザートに。子どもの間食や人が集まる時にもピッタリです。
■グレープフルーツのはちみつがけ
グレープフルーツの酸っぱさが苦手な場合は、カットしたグレープフルーツにはちみつをかけると食べやすくなります。はちみつの栄養成分が合わさって、美肌や便秘解消など美容に欠かせない栄養素をとり入れることができます。
グレープフルーツは美容・健康に役立つ栄養素がたっぷり。朝食や食後のデザート、運動後の補食としてもおすすめの果物です。
【参考・参照】
厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)〈https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html〉(最終閲覧日:2020/5/15)
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報 クエン酸〈https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail25.html〉(最終閲覧日:2020/05/25)