冬のお悩み解決!栄養士が選ぶホットスムージー食材
ビタミンやミネラル・食物繊維が豊富な食材には、カラダが本来持っている力を取り戻すパワーがあります。とくに体調不良を起こしやすい寒い季節には、カラダにとり入れるものを吟味し、免疫力を高めておきたいもの。
そこで、冬におすすめの「お悩み別ホットスムージー食材」をご紹介します。
冷え改善におすすめ!ホットスムージー食材
冷えの改善には、カラダを温める食材を使ったスムージーがおすすめ。血行促進やカラダを内側から温める効果があるものを選んでみましょう。
りんご+みかん+生姜汁を使ったホットスムージー
寒い季節、寒い地方で収穫される果物はカラダを温める働きがあります。暑い地域で収穫されるフルーツ(バナナ・マンゴー・パイナップルなど)や夏の果物(すいか・メロン・キウイなど)より、寒い季節、寒い地方で収穫される果物(りんご・ぶどう・みかんなど)を選ぶようにしましょう。
また、生姜のショウガオールは血行不良によるカラダの冷えを改善し、内側から温める働きがあります。ショウガオールは加熱した生姜や乾燥生姜に豊富なので、生姜を温めて使ったり、粉末生姜を使ったりするのもおすすめ。温めた牛乳を使うと、腸の働きが良くなり消化吸収も良くなります。
りんご+シナモン+レモン+生姜汁を使ったホットスムージー
冷えの主な原因は、血行不良と代謝の低下によるもの。シナモンに含まれる桂皮エキスには血液の流れを良くする働きがあり、生姜汁と共に血行不良の改善に役立ちます。また、りんごに含まれる食物繊維のペクチンは、腸のぜん動運動を促す働きがあります。加熱することでペクチンの吸収率が高まるため、温めて摂ることもおすすめです。
便秘解消におすすめ!ホットスムージー食材
便秘解消には、食物繊維が豊富な食材や整腸作用のある食材を積極的にとり入れましょう。
さつまいも+牛乳を使ったホットスムージー
さつまいもに多い不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸って便のカサを増やし、腸のぜん動運動を活発にするため便秘解消に効果的。また、さつまいもに含まれるレジスタントスターチと呼ばれる難消化性でんぷんと、牛乳に含まれる乳糖には、腸内の善玉菌を増やす働きがあるので、一緒に摂ることで相乗効果が期待できます。
ドライプルーン+バナナ+牛乳を使ったホットスムージー
プルーンとバナナには便秘改善に働く水溶性食物繊維のペクチンが豊富。ペクチンは善玉菌を増やして腸内環境を良好に保つ働きがあり、加熱することで吸収率が上がります。便秘解消には、食物繊維を摂れる食材と一緒に、カラダを温めて腸の働きを活発にすることが大切です。
美肌度アップ!ホットスムージー食材
美肌には、抗酸化ビタミンと腸内環境の改善が不可欠。抗酸化食材や整腸作用のある食材をとり入れましょう。
黒豆煮汁+豆乳を使ったホットスムージー
黒豆と豆乳には、抗酸化作用のある大豆イソフラボンが豊富。イソフラボンは、しわ・たるみなどお肌の悩みの改善や、肌の成分となるコラーゲンの生成を助けて美肌つくりに役立ちます。また、豆乳のビタミンB・Eには、皮膚の健康を保ち美しい肌作りを促す働きも。
煮た黒豆を入れると黒豆からタンパク質をとることもできますよ。
アボカド+牛乳+はちみつを使ったホットスムージー
アボカドには、抗酸化力の強いビタミンEが豊富。カラダのサビを防いだり血行を改善してアンチエイジングや美肌作りに役立ちます。はちみつに含まれるグルコン酸は、腸内のビフィズス菌を増やして腸のぜん動運動を活発にする作用があります。腸内環境が整うと老廃物の排出がスムーズに行われ、肌細胞が生まれ変わるサイクルが整い、美肌作りに繋がります。
寒い季節はカラダを温めて血行を良くすることが温活の大切な要素。
⇒温活のホットスムージーのうれしいこと5つはこちら
ホットスムージーはカラダを芯から温めて、手軽に栄養を補給することができます。冬の温活習慣として、朝食や間食にホットスムージーをとり入れてみませんか。