さつまいもダイエット【さつまいもダイエット】
さつまいもを使った置き換えダイエット
さつまいもは、おいしい上に低GI食品でもあります。低GI食品とは、食べた後の血糖値が上がりにくい食品のことです。血糖値が上がりにくいことは、脂肪を溜め込みにくくなることに繋がります。GI値はブドウ糖を100とした場合を基準とした血糖上昇率で、ダイエットには、GI値60以下の食品が適しています。さつまいものGI値は、55です。
さつまいもダイエットの方法
1日に3食のうち、1食のみの主食をさつまいもに置き換えるだけのダイエット法です。
さつまいもは腹持ちが良く、栄養価の高い食材。腹持ちが良いということは、すぐに間食に走ることもないため、間食を減らすことにも繋がります。また、白ご飯と同じ量を食べても、さつまいもの方がカロリーが低い上、満腹感を感じることができます。自然な甘さのさつまいもは、毎日食べても飽きにくいので、ご飯と置き換えるのに打ってつけのダイエット食材と言えるのです。
さつまいもダイエットの効果
血糖値の急上昇を防ぐ
さつまいものGI値は55、白米のGI値は81、食パンのGI値は91です。つまり、さつまいもは白米や食パンよりもブドウ糖の吸収がおだやかなので、血糖値の上昇がゆるやかになり、脂肪を溜め込みにくくなります。
便秘対策・美肌効果・ストレス緩和
食物繊維を多く含んでいるので、便秘対策にも繋がります。便通が良くなると、カラダの老廃物が排出されるため、美肌効果も期待できます。ほかにも、カラダを温める食材であるため冷えの改善にも役立ちますし、ビタミンCが豊富なためストレスの緩和にも繋がりますよ。
ここに注意
必ず、主食をさつまいもに置き換えるということが肝心です。さつまいもの皮は、食物繊維やポリフェノールが含まれるので、皮ごと食べるようにしましょう。おかずとして食べるのは、栄養補給にはなりますがダイエットにはなりません。また、砂糖で甘みを加えたり、バターを付けることもダイエットにはなりませんので、シンプルな食べ方でいただきましょう。
さつまいもは食物繊維やビタミンC以外に、ビタミンEやβ-カロテンが豊富です。とくにさつまいものビタミンCは、いも類の中でもトップクラス。
通常ビタミンCは熱で壊れにくい栄養素ですが、いも類のビタミンCはでんぷんにガードされている為、損失が少ないのが特徴です。
さつまいもをおいしく食べるコツは、70℃程の温度でゆっくり加熱すること。じっくり加熱することで、麦芽糖の量が増え、甘さが十分に引き出されます。レンジで加熱よりも、焼き芋やふかし芋が甘いのはこの理由です。
さつまいもダイエットをする際は、ゆっくり加熱した芋をよく噛んで食べるようにしてくださいね。
管理栄養士
衞藤敬子