ピーマン|野菜
独特の風味をもつピーマンは、抗酸化栄養素をたっぷりと含んだ野菜です。夏の紫外線対策や美肌作り・健康維持にぴったりの野菜です。生でも食べやすく、カラフルなものが増えているので、サラダの彩りとしてとり入れるのもおすすめです。
ピーマンの栄養成分と効果
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンA(β-カロテン)は、優れた抗酸化力で、老化の原因となる活性酸素を取り除いてくれます。また、お肌のかさつきを防いだり、鼻やのどの粘膜を健やかにして、風邪などの病気からカラダを守る作用があります。
ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの生成を助けるとともに、強い抗酸化作用をもちます。ストレスに対抗するホルモンをつくるのに不可欠で、免疫機能アップに効果を発揮します。
ビタミンE
ビタミンEは、「若返りのビタミン」とも呼ばれ、細胞を老化させる活性酸素を除去するはたらきがあります。紫外線やストレスなどでダメージを受けた肌の回復には欠かせません。
また、ビタミンCと一緒にとることで、ビタミンEの抗酸化力がアップします。
ピーマンの種類
ピーマン
一般的に出回っているピーマン。独特の苦みとシャキシャキとした歯ごたえが特徴です。旬は夏ですが、年間を通じて手に入れることができます。
赤ピーマン
普通のピーマンを完熟させたもの。甘みが強く、ビタミンCやビタミンA(β-カロテン)が緑ピーマンよりも豊富です。また、赤ピーマンに含まれるカプサンチンという色素成分には、強い抗酸化作用があります。
パプリカ
肉厚で柔らかく、苦みが少ない種で、生で食べることができます。特に赤パプリカは緑ピーマンよりも栄養価が高く、ビタミンCは緑ピーマンの2倍、ビタミンEは5倍も多く含んでいます。赤色の他にも黄・オレンジ・紫・茶・白・黒とさまざまな種類があります。
フルーツピーマン
糖度が8度くらいある、甘みの強いピーマン。フルーツパプリカともいい、生で食べるのに向いています。
ピーマンのおいしい食べ方
色が濃くてハリとツヤのあるものを選びましょう。ヘタの部分から傷みやすいので、ヘタが変色したり、しなびていないかのチェックを忘れずに。切り口がきれいなものほど新鮮です。
保存方法
ピーマンは水気を嫌います。水気をふきとってからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
おすすめ調理法
油を使って調理するとビタミンA(β‐カロテン)の吸収率がよくなります。ピーマンの肉詰めやチンジャオロース、マリネなどにするのがベストです。
また、ピーマンに含まれるビタミンCは、加熱しても壊れにくいという特徴があります。焼いたり炒めても、比較的しっかりとれるので、グリル調理で甘みを楽しむのもおすすめです。
ピーマンを使ったおすすめレシピ
■パプリカと豚ヒレ肉のマスタード炒め
パプリカのビタミンCと、豚肉のビタミンB1で、疲労回復を促します。
■カラーパプリカのドレッシング炒め
油を使っているので、ビタミンA(β‐カロテン)を効率良くとることができます。
栄養豊富で手軽なピーマンを使って、美肌を目指しましょう。