年末の大掃除で食べすぎを帳消しに!?消費カロリーランキング
年末に行うことが多い大掃除。ちょっと面倒…と思うかもしれませんが、家中がきれいになるのと同時に、カロリー消費にも役立つ一石二鳥の作業なのです。大掃除を4時間行うと、なんとケーキ○個のカロリーにも…!?
今回は大掃除の消費カロリーランキングを紹介します。
大掃除の消費カロリーランキング
まずは大掃除で消費できる、目安のカロリーをチェックしてみましょう。
【大掃除の消費カロリー一覧】
掃除の種類 | 15分行った場合の消費カロリー |
洗車・ワックスがけ | 15kcal |
掃除機がけ | 35kcal |
モップがけ・床磨き | 53kcal |
風呂掃除 | 53kcal |
草むしり | 53kcal |
家具・家財道具の移動・運搬 | 87kcal |
雪かき | 90kcal |
※体重60kgの場合、また安静時の消費カロリーを差し引いて計算
もっとも消費カロリーが高いのは、家具・家財道具の移動や雪かきなどの、カラダに負荷がかかる作業です。また座ったり立ったりする、モップがけ・床磨き、風呂掃除、草むしりも、比較的消費カロリーが高めです。
また同じ掃除でも、カラダを大きく動かすほど消費カロリーが高まります。よりカロリー消費をしたい場合は、腕やカラダを大きく伸ばしたり、素早く動いたりするなど、意識してカラダを動かしてみましょう。
風呂掃除30分=ウォーキング50分!
上記は15分の場合の消費カロリーですが、例えば、念入りに風呂掃除をして30分かかったとすると、消費カロリーは106kcalほど。これは、50分ほど歩いた場合と同じ消費カロリーです。
自宅にいながら消費カロリーを増やせる大掃除は、年末の活動量アップにぴったりでしょう。
1日2時間×2日行うとケーキ2.5個分を消費!
大掃除を1日2時間×2日間行い、合計4時間行った場合の消費カロリーは790kcalほど。これは、上記の大掃除の消費カロリー一覧表の、雪かき以外の消費カロリーを平均化して、4時間分で計算をしています。
これをケーキに換算すると、いちごのショートケーキは1個314kcalほどなので、大掃除4時間分でケーキ2.5個分を消費できる計算です。クリスマスや年末の食べすぎを帳消しにしたいときにも、大掃除が役立ってくれるといえるでしょう。
ただし、この消費カロリーは4時間ずっとカラダを動かしている場合の量であることや、個人によって消費できるカロリーが異なることから、あくまで目安として参考にしてくださいね。
年末年始はこまめな「プチ運動」がおすすめ
年末年始は、消費カロリーが減って摂取カロリーが増えがちな時期。大掃除はもちろん、日常生活の中でこまめにカラダを動かすことが大切です。
例えば「階段を使う」「座らずに立つ」だけでも、毎日積み重ねると消費カロリーを増すことができます。下記のコラムを参考に、活動量を増やすことを意識してみましょう。
⇒毎日プチ運動をしたら1年で何キロやせる?習慣化したい運動を紹介
大掃除は家の中がピカピカになるだけでなく、カラダもスッキリするうれしい効果も期待できます。運動量が減りがちな時期こそ、意識してカラダを動かしましょう!
【参考・参照】
厚生労働省 健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html>(最終閲覧日:2024/12/19)
カロリー計算:食事管理アプリ『あすけん』調べ
【執筆者】
管理栄養士。病院、保健センター、保育園で幅広い年代の栄養サポートに携わる。現在はフリーランス管理栄養士として、ライターやレシピ制作を中心に活動中。あすけんではコラム執筆などを担当している。HP:https://hirotachihiro.com/
管理栄養士
広田 千尋