定番おかず冷奴をアレンジ!栄養価アップのちょい足しレシピ3つ

豆腐料理の中でも簡単で食事の一品として重宝する冷奴。食欲がないときでもサラッと食べられますよね。
豆腐は「畑の肉」といわれる大豆をから作られており、良質なたんぱく質カルシウムが含まれています。そこで、普段食べている冷奴にちょい足しすることで、豆腐に足りない栄養価をプラスすることができるアレンジメニューをご紹介します。
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ちょい足し冷奴アレンジレシピ3選

1.「イタリアン風トマト冷奴」

《材料 1人分》

  • 豆腐      1/4丁(80g)
  • トマト     1/4個(40g)
  • オリーブオイル 大さじ1/2
  • 塩       0.1g
  • こしょう    少々
  • にんにく    適量

《作り方》
1.トマトを1㎝角に切る。にんにくはみじん切りにする。
2.オリーブオイル、塩、こしょう、にんにくを混ぜ合わせる。
3.豆腐にトマトを盛り付けて、2の調味料をかける。

《このアレンジ冷奴のポイント》
ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEを含むトマトを使った洋風の冷奴です。ビタミンACEに加え、トマトの赤い色素成分である「リコピン」には強い抗酸化作用があることが知られています。

2.「ネバネバ具だくさん冷奴」

《材料 1人分》

  • 豆腐   1/4丁(80g)
  • きゅうり 3㎝ (10g)
  • オクラ  1本 (8g)
  • みょうが 1本 (20)
  • めかぶ  50g
  • かつお節 少々
  • 麺つゆ  大さじ1

《作り方》
1.きゅうり、茹でたオクラみょうがをみじん切りにする。
2.1とめかぶ、麺つゆを混ぜ合わせる。
3.豆腐に2を盛り付けて、かつお節をのせる。

《このアレンジ冷奴ポイント》
野菜の薬味をたっぷり乗せた冷奴です。この1品で「副菜1つ分」の目安である70g以上の野菜・海草が摂れるだけでなく、カルシウムが130mg含まれます。そのほか、カリウム・β-カロテン・食物繊維などそれぞれの野菜に含まれる栄養素をプラスできます。

3.「カリカリじゃこと大葉の冷奴」

《材料 1人分》

  • 豆腐      1/4丁(80g)
  • ちりめんじゃこ 10g
  • ごま油     大さじ1/2
  • 大葉      2枚
  • ごま      0.5g
  • しょうゆ    小さじ1/2

《作り方》
1.フライパンにごま油をひき、ちりめんじゃこを炒める。
2.大葉は粗みじん切りにする。
3.豆腐に1と2、ごまを盛り付けて、しょうゆをかける。

《このアレンジ冷奴のポイント
カルシウムが豊富なちりめんじゃこ(しらす干し)をプラスすることで、この1品が含むカルシウムは140mgになります。カルシウムは健康な歯や骨を作り骨粗鬆症を予防したり、筋肉が正常に収縮する働きを助ける効果があります。
ごまには、抗酸化物質である「セサミン」が含まれており、さまざまな病気の発症予防効果が期待されているほか、LDLコレステロールの抑制などの効果があるとの報告があります。

 

いつも食べている冷奴にひと手間かけて、美味しく栄養価もアップさせてみてはいかがでしょうか。ぜひ試してみてくださいね。

【参照・参考】

日本食品標準成分表2020年版(八訂)

 

※本記事は、2018年10月に公開した内容を一部修正いたしました。(2025年3月21日)

特定保健指導を中心に年間600人の個別面談や集団面談を実施し、6ヶ月の支援に携わる。
その後、スポーツ栄養指導やセミナー講師、女性美容・健康雑誌へのレシピ掲載を経験。 
現在はあすけん栄養士としてコラム執筆やオンラインカウンセリングを担当。

森延 陽子

管理栄養士
森延 陽子

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