はちみつ|調味料・その他
はちみつは採取する花の種類、産地によって異なるフレーバーが楽しめます。甘味料や調味料として楽しめて、しかも美容と健康増進に効果的。いろいろな種類の中からお好みのものを見つけて、はちみつを美活に活用してみませんか。
はちみつの栄養成分と効果
ビタミンB群
ビタミンB群は食事で摂り入れた糖質・脂質・タンパク質を効率よくエネルギーに変える代謝を助けます。ビタミンB群の一種、ナイアシンはアルコールの分解を助ける補酵素としての働きや、皮膚の健康を保つ作用があります。
糖質(単純糖)
はちみつの主成分は、果糖とブドウ糖の単糖類です。これ以上分解されない糖質のため、即エネルギーとして使われ、疲れた時や運動前後の栄養補給にぴったり。また、砂糖よりも甘味度が高く、砂糖の大さじ1杯とはちみつの小さじ1杯は同じ甘さを感じることができます。
さらに、カロリーを比べてみると
- 砂糖は391kcl/100g
- はちみつは329kcl/100g
とはちみつのほうが低いので、カロリーを控えているときのデザートや料理にフル活用してみてください。
グルコン酸
有機酸の1つ、グルコン酸はグルコースの酸化生成物です。アミノ酸の中でも唯一ビフィズス菌を増やす作用があり、腸内環境を整えて便秘改善に役立ちます。
また、抗菌作用も強く、湿度が高まってくる6月頃から夏にかけては腐敗防止に調味料として使うのもおすすめ。
はちみつのおいしい食べ方
紅茶やヨーグルト、料理の甘味料として幅広く活用できます。ただし、はちみつは低温では甘みを感じやすいですが、高温では甘みを感じにくくなるため、温かい飲み物にいれる場合は量に注意をしましょう。
また、はちみつを1歳未満の赤ちゃんに与えることは控えること。はちみつにはボツリヌス菌が含まれていることがあり、これにより生後2週間から6か月の赤ちゃんに多い「乳児ボツリヌス症」を発症する可能性があります。
おすすめレシピ
■たっぷりフルーツヨーグルト
果物はビタミンとミネラルの宝庫。特に旬のフルーツは栄養価が優れています。ヨーグルトの乳酸菌、フルーツのビタミン・ミネラルのトリプルのパワーを利用して腸美人を目指しましょう。
■かぼちゃとりんごのヨーグルトサラダ
電子レンジで簡単に作れるサラダです。かぼちゃに含まれるβ-カロテンには抗酸化作用があり、皮膚の健康を維持します。紫外線がきつくなる5月頃から夏の間には、日焼け対策としてしっかり補給しておきたい栄養素です。
はちみつはデザートや料理の甘味料に使われる他にも、殺菌作用を活かして、肌荒れや傷口の治療にも使われている多才な食材です。 それぞれの花の蜜のフレーバーを楽しんで、お気に入りのはちみつを見つけてみませんか。
▼カロリー計算▼ ⇒はちみつのカロリー・栄養素はこちら
【参考文献】
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)〈https://fooddb.mext.go.jp〉(最終閲覧日2022/7/11)