かわはぎ|魚
体長は約30センチと大きめでざらざらとした皮が特徴のかわはぎ。旬は6~8月ですが、かわはぎは肝も絶品といわれ、その肝が大きくなる秋~冬場にかけても人気が高まります。
かわはぎの栄養成分と効果
ビタミンB12
ビタミンB12は赤血球のヘモグロビン合成を助ける働きを持ち、造血機能を維持する上で欠かせないビタミン。植物性の食品にはほとんど含まれないため、かわはぎなどの魚介類や肉類は日々欠かさず食べるようにしましょう。
ビタミンB6
ビタミンB6は神経伝達物質の合成に関わり、ドーパミンやセロトニンなど「心の健康」を保つ上でも重要な脳内ホルモンが合成される際にも必要になってきます。
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ビタミンD
リンと共に働き、骨にカルシウムを沈着させる働きを持つビタミンD。
骨の健康を保つ上で欠かせない大切なビタミンですが、ビタミンDもビタミンB12と同じく野菜や穀類などの食品からはほとんど摂取が望めないため、かわはぎなどの魚介類からしっかりと摂ることをおすすめします。
タンパク質
かわはぎ100gあたりに含まれる脂質量はなんと0g。炭水化物量も0gのため、かわはぎのエネルギーはそのほとんどがタンパク質で構成されています。
脂質を含まない分カロリーも低くなり、ダイエッターには嬉しい食材のひとつです。
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かわはぎのおいしい食べ方
かわはぎの身は淡白ですがぷりぷりと弾力があり、ふぐなどの高級魚に負けないほど美味しいとも言われています。また、絶品といわれる肝も新鮮なものであれば生のまま食べることができます。
おすすめレシピ
■かわはぎ汁
小ぶりのかわはぎが手に入った際は、贅沢に丸ごと使ってかわはぎ汁に。
頭と内臓を取り除き、皮を剥いだものをかつおだしと共に沸騰した湯に入れます。ひと煮立ちしたら味噌を溶き、お好みで小口ねぎを加えて完成です。
■かわはぎのお刺身・肝醤油
かわはぎの身はお刺身用に薄く切ります。肝もある場合はお醤油(またはポン酢)に溶き、濃厚な肝醤油にすると、いつもとは一味違うお刺身の楽しみ方ができますよ。
■かわはぎの天ぷら
身が淡白なため油との相性は抜群。頭をとり、三枚におろした身に衣をつけ、180℃の油で揚げれば完成です。
高級魚に負けない味を持っていながら、手ごろな値段で手に入れることができるかわはぎ。ぜひご家庭で楽しまれてみてはいかがでしょうか。