アボカド|果物
公開日:2014年09月18日
アボカドは非常に栄養価の高い果物です。特徴としては、脂肪分が多く「森のバター」と呼ばれています。ですが、この脂肪分は血液をサラサラにしたり、LDLコレステロールを減らす不飽和脂肪酸が主体なので安心。そのほかにもたくさんの栄養素を含んでいます。
栄養成分と効果
不飽和脂肪酸
アボカドに含まれる不飽和脂肪酸は、必須脂肪酸であるn-3系のα-リノレン酸やn-6系のリノール酸が多く含まれています。血液をサラサラにし、LDLコレステロールを下げる働きがあります。体内では作られないため、食事から摂る必要がある脂肪酸です。
ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンを合成し、血管や皮膚を健康に保つ働きがあります。
食物繊維
食物繊維には、便秘を予防し、消化速度を抑制する働きがあります。
カリウム
カリウムには、塩分を体外に排泄し血圧を下げ、血圧を安定させる働きがあります。
ビタミンE
ビタミンEは、強い抗酸化作用をもち、老化防止や生活習慣病の予防に役立ちます。
ビタミンB1
ビタミンB1は、糖質からエネルギーを作る時に必要となり、疲労回復に有効です。
ビタミンB2
ビタミンB2は、脂質・糖質・タンパク質をエネルギーにかえる働きがあります。
ビタミンB6
ビタミンB6は、皮膚や髪、歯の健康維持に有効です。
アボカドのおいしい食べ方
アボカドは、果皮が濃緑色から黒褐色に変わり果底部まで軟らかくなったら食べごろ。熟したものなら、塩やしょうゆをかけてシンプルに。またサラダに混ぜて食べると、脂溶性ビタミンの吸収率を高めるのでおすすめです。若い(固め)のアボカドは、フライやグラタンにするなど加熱するとおいしくいただけますよ。
不規則な食生活やダイエットなどで栄養が不足しがちな方におすすめですが、アボカドは187kcal/100gとカロリーが高い果物なので、食べすぎには注意してくださいね。