さわら|魚
魚へんに春と書いて「鰆」。春になると産卵のために沿岸に近づくことから、春を告げる魚といわれています。そんなさわらの旬は関東では冬、西日本では春とされています。生・焼く・煮る・蒸す・揚げるなど様々な調理法にもってこいのさわら。高タンパクで、DHA・EPA・ビタミン・カリウムもたっぷりです。
さわらの栄養成分と効果
DHA・EPA
さわらの脂は、不飽和脂肪酸の中でもオメガ3脂肪酸という必須脂肪酸のDHA・EPAを含みます。血栓を溶かして血液をサラサラにし、動脈硬化などの生活習慣病予防に働きます。また、中性脂肪や悪玉コレステロール(LDL)を下げる効果もあるので、生活習慣病予防にもなります。そして、脳を活性化して、記憶力や学習能力向上にも役立ちます。
タンパク質
アミノ酸スコアが高いとされる良質のタンパク質を多く含みます。体内での利用効率が良く、カラダの筋肉や血液・皮膚・爪・臓器などの構成に役立ちます。疲労回復や免疫力を向上させる働きもあります。
ビタミンD
カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDが多く含まれ、骨や歯を丈夫にしてくれます。
ビタミンB2
ビタミンB2は粘膜を保護する働きがあるので口角炎・口内炎などの予防に効果的です。
カリウム
体内の余分なナトリウムを尿とともに排泄してくれるカリウムを多く含んでいるので、高血圧予防にも効果的です。
⇒高血圧予防!血管を丈夫にする食材「サ・カ・ナ・ス・キ・ヤ・ネ」
さわらのおいしい食べ方
さわらの選び方
さわらは尾に近いほうがおいしいといわれてます。また、青褐色の斑点がくっきりし、身がピンク色から赤色で、ハリ・ツヤがあるものが鮮度の良いものです。
おすすめレシピ
■さわらの高菜ごまいため
DHA・EPAが豊富なので、記憶力や集中力を高めたい時におすすめです。
■さわらの黒酢あんかけ
黒酢に含まれるクエン酸パワーで代謝アップ!さらに、脂質を効率的にエネルギーに変えるビタミンB2も摂れるので、ダイエットをしている方におすすめの一品です。
旬を迎えているさわら。栄養豊富なさわらを様々な調理法でおいしく頂いてはいかがでしょうか。