ブロッコリー|野菜
ブロッコリーは、年間を通して手に入れることができる野菜で、ホワイトシチューやお弁当の彩りとしてもおなじみの野菜。抗酸化栄養素であるビタミンCや皮膚や髪の健康に欠かせないビオチン、血液作りに欠かせない葉酸などを多く含んでいます。
ブロッコリーの栄養成分と効果
ビタミンA(β‐カロテン)
ビタミンA(β‐カロテン)は、カラダの酸化を防ぎ老化を予防するはたらきがあります。皮膚や粘膜を強くするため、感染症予防などに効果的です。
ビタミンC
強い抗酸化作用のあるビタミンCは、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防止します。またコラーゲン生成にも欠かせない栄養素で、ハリのあるお肌へと導きます。
カリウム
利尿作用のあるカリウムは、むくみの改善や高血圧予防などに効果的です。
葉酸
葉酸は、赤血球の形成を促し、胎児の正常な発育を助けます。妊娠中の女性や妊娠を希望する女性は積極的にとり入れることが大切です。
ビオチン
ビオチンは三大栄養素のエネルギー代謝に関わり、皮膚や髪の健康維持に働きます。
食物繊維
食物繊維は、便秘を解消したり、血糖値の上昇を緩やかにするはたらきがあります。
ブロッコリーのおいしい食べ方
選ぶときは、つぼみが小さく締まっていて緑色が濃く、茎がみずみずしくて空洞のないものを選ぶと良いでしょう。
保存方法
日持ちがしないため、早めに食べるのがおすすめですが、少し硬めにゆでたものを冷凍保存しておくと、ちょっと使いたいとき便利です。
調理のポイント
ブロッコリーに豊富に含まれるビタミンCは、ゆで過ぎると水に溶けだしてしまうため、加熱しすぎないことがポイントです。ゆで上がったブロッコリーは、さっと流水をかけるか、うちわであおぐ程度に手早く冷やすようにすると、ビタミンCの損失を防ぎ、食感も悪くなりません。
β‐カロテンは、油と一緒に食べることで吸収率が高まります。オリーブオイルなどをドレッシングとしてに使ったり、肉料理の付け合わせとしてもおすすめです。また、茎の部分にも栄養が豊富。皮をむいて茎ごと食べるようにしましょう。
ブロッコリーを使ったおすすめレシピ
■イカとブロッコリーのガーリックいため
オリーブオイルで、ブロッコリーのβ-カロテンの吸収率が高まります。
ストレスや喫煙で体内のビタミンCは大量に消費されてしまいますが、そんな時には抗酸化栄養素がギュッと詰まったブロッコリーたっぷりのメニューをとり入れてみましょう。