カット野菜と生野菜の栄養価の違いとは?
健康管理に欠かせない野菜。最近はスーパーやコンビニなどで販売されるカット野菜や冷凍野菜の種類も増えてきました。便利なカット野菜ですが、生野菜と比べて栄養価が低いのでは?など疑問に思うことも多いはず。生野菜とカット野菜、どのような違いがあるか解説します。
カット野菜と生野菜の栄養価の違い
スーパーやコンビニなどで売っている袋入りカット野菜や冷凍野菜は、包丁やまな板を使う手間が省けるので気軽に利用できます。生野菜との大きな違いは、店頭に並ぶまでに洗浄・加熱・食中毒予防などの加工処理を通して手を加えられることです。
カット生野菜
野菜の中に豊富に含まれているビタミンC・ビタミンB群・カリウムなどは、水に溶けやすく熱に弱い性質があるので、洗浄などの加工過程で栄養が流出してしまう可能性があります。特にビタミンCは皮や葉の部分に多く含まれているので、細かく切った葉野菜からの損失が大きいと言われています。(ビタミンA・D・Eなどの脂溶性ビタミンは損失は少ない)
家庭でも洗浄すれば栄養素は流出するのですが、カット野菜は洗浄の過程が多いため、水溶性ビタミンの損失は多いと考えらえます。
冷凍カット野菜
加熱後、急速冷凍処理をしているのが特徴です。そのため、熱に弱いビタミンB群や野菜に含まれる酵素などが減少する可能性があります。ただ、冷凍野菜は旬の時期に収穫されるものが多いため、もともとの栄養価が高いのが良いところでもあります。冷凍野菜は、生野菜に比べて長期間保存がききますが、あまりにも長くなると風味も栄養価も落ちてしまいますので、1~2ヶ月以内に食べきるようにしましょう。
野菜を最も栄養価の高い状態で食べるには、旬の獲れたての野菜をそのまま食べることです。ただ、忙しい日常生活の中で、野菜を一から調理する時間が取れないのも事実。
カット野菜は生野菜に比べて劣る栄養素もありますが、加工食品や麺類などに手軽に加えられるので、野菜不足の解消に役立ちます。
忙しく食事にかける時間の少ない場合は、カット野菜をうまく活用して1品プラスしてみませんか。買ってきたまま食卓に並べるのではなく、ひと手間加えてみるのもおすすめです。
カット野菜を使ったおすすめレシピ
コールスローサラダ
ツナ・コーン・マヨネーズ・酢・レモン・塩コショウなどで味をととのえ、カット野菜と和える。
蒸し豚サラダ
シリコンスチーマーにカット野菜と豚肉を重ねレンジで加熱し、ポン酢で食べる。
調理方法やプラスする食材で色々なアレンジができますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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