【防災週間】非常食にも最適!ダイエットメニューに使える便利なストックフード5選
毎年8月30日から9月5日までは「防災週間」となっています。防災グッズや非常食の準備・確認を行い、もしものときに備えましょう。
非常食は「ローリングストック」が便利です。今回は、ローリングストックをしやすい非常食の中でも、ダイエットメニューとして普段使いしやすい食品を紹介します。
もしものときに役立つ!ローリングストックとは?
非常食のローリングストックとは、普段よく食べていて非常時にも使いやすい食品を、多めにストック(備蓄)しておくことです。使ったらその分を買い足して、賞味期限切れを防ぎます。特別な非常食を準備するのは大変でも、ローリングストックなら簡単に備蓄できるのがメリットです。
【ローリングストックの方法】
1.普段食べていて非常時にも使いやすい食品を多めにストックする
2.普段の食事にとり入れる
3.使った分を買い足してストックする
ローリングストックに使いやすい食品は「インスタントラーメン」「乾麺」「パックご飯」「レトルト食品」「乾物」「菓子類」「缶詰」などがあります。普段使いやすいもの、調理が簡単なもの、栄養があるものなどを準備しておきましょう。
また調理することが前提となる食品もあるため、非常時用にカセットコンロやカセットボンベも備蓄しておくと安心です。
ダイエットメニューに使える便利なストックフード5選
もしものときは栄養補給が最優先ですが、普段使いするならダイエット中でもとり入れやすいとうれしいですよね。ダイエッターでもとり入れやすい、ストックフードを5つ紹介します。
レトルト粥
パックに入ったレトルト粥は、加熱せずに食べられるため非常時にも役立つ食品です。
ダイエット中なら、どうしてもお腹が空いたときの夜食や軽食として活用できます。1パック100kcal以下のものが多く、水分も多いため満足感を得られます。
ツナ水煮缶
ツナ缶は日ごろから料理に活用しやすいため、気軽に備蓄しやすい食品です。非常時のたんぱく質補給にもなります。
ダイエット中に普段使いしたいなら、油漬け缶ではなく水煮缶の方がカロリーや脂質を抑えられるのでおすすめです。サラダやスープ、炒め物などにプラスすると、たんぱく質を手軽に強化できます。
ミックスビーンズ缶
ひよこ豆、赤いんげん豆、青えんどうなどを組み合わせたミックスビーンズ缶は、非常時のたんぱく質や食物繊維の補給源として役立ちます。
ミックスビーンズは腹持ちのよさも期待できるため、ダイエット中にもぜひ活用したい食品。加熱せずにそのまま食べられるため、サラダのトッピングはもちろん、煮物やスープに入れると、食物繊維やたんぱく質、カリウムを強化できます。
乾燥野菜
水で戻して使う乾燥野菜は、非常時に不足しがちな野菜を手軽にとり入れられます。
乾物野菜の代表といえば、切り干し大根があります。低カロリーで食物繊維を補給でき、よく噛んで食べられるためダイエット中にもぴったりです。ほかにも、ごぼうや白菜、キャベツ、にんじんなどの乾燥野菜もあり、味噌汁に「ちょい足し」したり、戻して和え物に使ったりと、手軽に野菜の摂取量を増やせます。
フリーズドライのスープ
フリーズドライのスープを備蓄しておくと、お湯を入れるだけで温かいスープを飲めるため、非常時に重宝します。
ダイエット中なら、食事にプラス1品したいときや、お腹が空いたときの間食の代わりとしておすすめできます。野菜をたっぷりとれるタイプなら、食べごたえもあり満足感も期待できるでしょう。
ローリングストックした食品は、普段使いしていれば賞味期限の心配はありませんが「ついうっかり」切らしてしまうこともあるかもしれません。半年に一度などの時期を決めて、賞味期限のチェックを行うようにし、ムダなく食品を使い切るようにしてくださいね。ぜひこの機会にローリングストックに取り組んでみましょう。
【執筆者】
管理栄養士。病院、保健センター、保育園で幅広い年代の栄養サポートに携わる。現在はフリーランス管理栄養士として、ライターやレシピ制作を中心に活動中。あすけんではコラム執筆などを担当している。HP:https://hirotachihiro.com/
管理栄養士
広田 千尋