第5回 BLUEサークルメンバーインタビュー

75e9211b6c0d96163f25764ac7f5698ed43b0334

 

「そのままの自分を認める」という気づきがありました。
ゆっくりさんあすけんプロフィール

あすけんはどういった持病のために使用しているのですか?

慢性腎臓病(※1)です。職場の健康診断のたびに、血液検査と尿検査の腎臓に関する数値が悪くなってきていました。一度大きな病院で検査した方が良いということになり、昨年の11月に検査をした結果、慢性腎臓病と診断されました。

自覚症状は全くありませんでしたし、数値が良くないと言われても全くピンときていませんでした。腎臓は二つあるので、一つが悪くなっても何とかなるのでは?と楽観的に考えていましたが、重症になると人工透析になることもあると知り、きちんと対応なければと思いました。

※1慢性腎臓病(chronic kidney disease=CKD)は腎臓の異常が慢性的に続く状態を言います。原因は人それぞれですが、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病、また肥満やメタボリックシンドロームなどとの関連も深く、誰もがなり得る病気といえます。(一般財団法人全国腎臓病協議会ウェブサイト等を参照)

 

あすけんは診断直後に使い始めたのですか?

いえ、診断を受けてというわけではありません。確かに、腎臓のために体重を落とす必要はあったのですが、それより前からレコーディングダイエットに興味がありました。岡田斗司夫さんの「いつまでもデブと思うなよ」という著書がきっかけで、パソコン版のあすけんを知りました。でもそのときはパソコンを立ち上げるのが面倒で、すぐに記録をやめてしまいました。その後、携帯電話をスマートフォンに変更したことを機に、あすけんのアプリを本格的に使い始めました。

 

病気やあすけん再開をきっかけに食生活はどう変わりましたか?

野菜

以前はスーパーでお惣菜やお菓子などを沢山買って食べていましたが、病気をきっかけに自炊する機会が増え、最近は特に野菜を買い物かごがいっぱいになるほど買っています。私は、腎臓のためにタンパク質を控えますが、ご飯は普通に食べても良いという食事指導を受けているのですが、ご飯を普通に食べていたらダイエットにはならないように思い、あすけんのカロリー表示も参考にしながら野菜を多く食べるようにしました。特にプチトマトは手軽に食べられるので、よく食べています。あすけんで表示される「おすすめ食材」やあすけんコラムも、栄養素などについて詳しく書いてあるので、よく読んでいます。

 

通院されている病院で、あすけんの記録を主治医などに見せることはあるのですか?

肥満外来にも通っているので、そこの管理栄養士さんに食事記録を見せています。管理栄養士さんもあすけんアプリをインストールしているので、私の記録や日記を一緒に見て、「良い調子なのでこのまま頑張りましょうね!」と励ましてくれます。昨年末から本格的にあすけんでダイエットを始め、83kgから67kgまで体重が落ちました。血圧の薬も2種類から1種類になり、腎臓の数値も改善しています。

 

みんなの日記も活用してくださっていますね。

日記では、その時の気持ちや思ったことなどを、なるべく背伸びせず、等身大をそのまま書くようにしています。その方があとで見返したときに、自分の気持ちの変化や食べていたものが良く分かります。

 

私もゆっくりさんの日記を拝見しました。ご自身の葛藤や気持ちが変わったところなどがすごく良く分かり、読んでいてとても引き込まれました。

日記画像

そうですか?なんだかお恥ずかしい・・・(笑)。

以前は、太っている私は他人から自己管理ができていない、だらしない人と思われているのだろうと思い込んでいました。また、数年前から職場でもいろいろ環境が変わり、責任が重くなってきたことがストレスになったのか、そのころから隠れ食いをしてしまう日がしばしばありました。隠れ食いをしてしまうときは、食べていても楽しくもないですし、幸せも感じないのですが、なぜか沢山食べてしまうのです。そのときに食べたものの容器は、誰にも分らないようにゴミ箱の奥に隠してしまい、無かったことにしていました。

その結果、以前から75kgほどはあった体重が83kgにまで増えてしまいました。あすけんをはじめて間もない時期は、まだ隠れ食いをしてしまう日がありましたし、気持ちもまだ今のように穏やかではなかったかもしれません。

 

どのようにしてそうした気持ちやストレスを克服されたのですか?                           

一番の転機は、病院の管理栄養士さんから、自分にもっと優しい言葉をかけてあげてねとアドバイスいただいたことです。その日もまた隠れ食いをし、体重も増えており、やっぱり私はダメなんだと思っていました。ですが先生から、先生自身にもそういうときがあること、また他の人にもあることを聞き、自分の中に自分を認めるコーチを作ってみては?と提案されました。今自分に必要なことは「大丈夫だよ。今日はよく頑張った。明日もあるし、また明日から一緒に頑張ろう。」と、自分で自分を認めてあげることだと。ただ、私の場合は自分のままだと自分を受け入れられなかったので、好きな俳優さんを思い浮かべ、架空のタカハシ タケルというコーチが認めてくれている!と思うことに決めました(笑)。コーチ結果、うまくいかなかったときでも頑張った自分を認めてあげられるようになっていきました。そのうちに自然と隠れ食いをすることもなくなり、仕事の面でも自分で全て背負い込まないで、できる範囲で頑張ればいいのだとも思えるようになっていきました。

「気持ち」というのは、仕事や体型にだけではなく、自分の全てにつながっていると思っています。先ほどの栄養士さんに会うまでは、ずっと上り坂を上り続けているような苦しい気持ちでいっぱいでしたが、今は平らな道を自分のペースで歩いているような、平和な気持ちで過ごせています。

 

日記にはそうした気持ちの変化が表れているのですね。

気分

そうかもしれません。特に意識はしていませんでしたが。日記には自分の思っていることや考えたことを自由に書きとめることができ、家族にも言わない本音を吐き出せます。日記のフォロワーさんの中にも「また太ってしまった・・・」「もう嫌だ」など、素直な気持ちを書いている方がいらっしゃいますが、「そうそう、分かる分かる!」「私もそう思ったよ。」と共感できて、マイナスの感情を抱いてしまうのは自分だけではないのだと勇気づけられています。特に同年代の方が頑張っているのを見ると、自然と自分のやる気にもつながってきます。

とても素敵にみんなの日記をご活用いただき、私たちも嬉しいです。

自分一人では続けることができなかったと思います。みんなの日記に書かれた他の方々の正直な気持ちに対する共感や、病院の管理栄養士さんからの自分を認めるというアドバイスがあって、私は自分のことを受け入れられるようになりました。その結果として13kg体重を減らすこともできました。日記はありのまま、背伸びせずに書いた方が、あとから読み返しても面白いですよ(笑)。自分に無理なく続けられますし、ありのままの気持ちが、知らないうちに他の人を励ましていることがあるように思います。

 

ありがとうございました。今日のお話は私の心にも深く響きました。

洋裁が得意なゆっくりさん。自分のワンピースやご家族のパジャマを手作りされることもあるそうです。大きいサイズだと気に入ったデザインが無いから・・・ということで手作りされ始めたそうですが、自分の服を自分で好きに作れるなんて、私にはすごくうらやましいことです!自分を認めて等身大でいることはなかなか難しく、できないときもあますが、進んでいくためには必要なのだと、私にもとても深く響きました。ゆっくりさん、これからもご自身のペースを保つ一助として、みんなの日記を活用していただけると嬉しいです!
※ゆっくりさんの日記 (ご本人の許可を得ています。)

 

あすけんBLUEサークル運営事務局 白石

 

ページトップ