びわ|果物
3月頃から出回り始めて5~6月に旬を迎える「びわ」。種が大きくて食べづらい、他の果物と比べて高級なイメージがあるなどの理由から食べる機会が少ない果物の一つですね。しかし、食べるとジューシーで程よい甘さがとてもおいしいです。そんな、びわの栄養成分とおいしい食べ方をあすけん栄養士がご紹介します。
びわの栄養成分と効果
β-カロテン(ビタミンA)
皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあるとされ、肌のかさつきや風邪を予防する効果が期待できます。また、抗酸化作用があり、免疫力アップや老化を予防する働きがあるといわれています。
ポリフェノール
ポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」が含まれています。抗酸化作用があり、活性酸素を抑制して老化を予防する働きがあります。
カリウム
細胞内液と外液のバランスが適正な濃度になるように水分バランスを調整する働くことでむくみを予防します。また、余分に摂り過ぎたナトリウムを体外に排出させようとする働きがあり、高血圧予防にも期待ができます。
⇒むくみや疲れを改善!カリウムを効率良くとり入れるコツ
食物繊維
食物繊維の中でも水に溶けにくい性質の不溶性食物繊維が多く含まれており、便秘の解消に効果的です。
⇒水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の違いとは
びわのおいしい食べ方
びわを購入するときは、果肉全体が鮮やかなオレンジ色でふっくらしているものを選びましょう。また、表面にうぶ毛とブルームという白い粉のようなものがついていてヘタがしっかりしているものが新鮮です。
日持ちがしないので、購入後は2~3日程で早めに食べるようにしましょう。
びわを食べるときは、常温に置いたものを食べるとびわの風味を感じることができます。冷蔵庫で冷やし過ぎると風味が落ちてしまうので、どうしても冷たいものが食べたい時は2~3時間ぐらい冷やすと美味しく食べられます。皮はおへそ側からヘタの方にむかって手でむきましょう。
そのまま食べるのが一番おいしいですが、日持ちがしないため食べきれない時はコンポートやジャムにして食べるのがおすすめです。
春の一時期しか出回らない「びわ」。見かけた時には、ぜひ春の味覚を楽しんでみてくださいね!
▼カロリー計算▼
⇒びわのカロリー・栄養価はこちら