イカ|魚介類
イカは良質なタンパク質を含み、脂肪・糖質の少ない高タンパク・低カロリーの魚介類です。
皮にはコラーゲンがたくさん含まれ、健康増進・美容に関心が高い方には積極的に食事にとり入れていただきたい食材です。
イカの栄養成分と効果
タンパク質
良質なタンパク質には美肌に役立つコラーゲンが含まれています。タンパク質は筋肉・内臓・肌・ホルモンなどのカラダの各組織を構成する栄養素なので、ダイエット中も積極的にとり入れることが大切です。
ナイアシン
ビタミンB群の一つナイアシンは、三大栄養素(糖質・タンパク質・脂質)の代謝をサポートする働きがあります。アルコール分解酵素の助ける補酵素にもなるので、お酒のおつまみにも最適。また、皮膚・粘膜の健康にも役立ちます。
亜鉛
亜鉛は、酵素やタンパク質の合成・インスリンの生成に必要なミネラルです。細胞の遺伝物質の合成や、味覚の維持にも必要不可欠です。
ビタミンB12
ビタミンB12は、アミノ酸の代謝、タンパク質の合成に必要な栄養素です。また、貧血予防や神経機能を正常に保つ働きがあります。
EPA(エイコサペンタエン酸)
魚介類に豊富に含まれる必須脂肪酸のEPAは、血栓の予防や悪玉コレステロール(LDL)を低下させる働きがあるとされています。
DHA(ドコサへキサエン酸)
EPAとともに血液中の中性脂肪や悪玉コレステロール(LDL)を減らす働きがあります。脳細胞の成長を促して脳を活性化させ、記憶力や学習能力の向上、認知症の予防に役立ちます。
タウリン
アミノ酸の一種のタウリンは、胆汁酸と結びつくことでコレステロールを消費してコレステロールを減らす、心臓や肝臓の機能を高める、視力の回復、インスリン分泌促進、高血圧の予防などさまざまな効能があるといわれています。(※1)
イカのおいしい食べ方
イカにはバリン以外の必須アミノ酸がバランスよく含まれ、良質なタンパク質をとり入れることができます。お米にはバリンが豊富に含まれているため、ご飯のおかずとしてイカを食べることで、必須アミノ酸のバランスが整います。
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イカを使ったおすすめレシピ
■イカとブロッコリーのガーリック炒め
イカに豊富なタウリンには、疲労回復やアルコール分解をサポートする働きがあります。また、にんにくに豊富なアリシンには、疲労回復や滋養強壮などの効果があります。イカとにんにくのダブルパワーで、疲れたカラダを癒しましょう。
■小松菜とイカのしょうが酢炒め
お酢に含まれる酢酸やクエン酸は、カラダに溜まった老廃物を排出する働きがあります。生姜にはカラダを温める働きがあり、疲れをやわらいでくれます。
淡白な味で、お刺身や天ぷら、煮物などさまざまな料理に使われるイカ。日々の食生活にぜひとり入れてくださいね。
【参考・参照】
(※1) 厚生労働省 e-ヘルスネット 健康用語辞典 タウリン
<https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-017.html> (最終閲覧日2019/06/27)