ラーメン+チャーハンは卒業!太りやすい食事を「痩せごはん」にチェンジする方法
「ラーメン+チャーハンのセット」「カレーライスの大盛り」など、ボリュームがあり簡単に食べられるメニューは、忙しいランチやお腹が空いた時に選びがちですよね。
でも、そこに一工夫を加えるだけで痩せやすいメニューに変わります。組み合わせを変えてみて、太りやすい食事を「痩せごはん」にしてみましょう。
栄養士直伝!痩せごはんにチェンジする方法
ラーメン+チャーハンを変えるコツ
■チャーハン⇒野菜(もやし・キャベツ・ほうれん草など)のトッピングにチェンジ
ラーメン+チャーハンのセットはボリューム満点で、とても魅力的な組み合わせ。でも、炭水化物が中心になり、野菜が少ないメニューです。しかも、ラーメンやチャーハンは噛む回数が少なくても消化できるため、満腹感が得られにくく、食べ過ぎてしまいます。
そこで、ラーメンにもやしやキャベツ、ほうれん草などの野菜をプラスしてみましょう。野菜は食物繊維が多く、良く噛む必要があるため満腹感が得られます。
ラーメンは、醤油なら1杯約405kcal、とんこつやチャーシュー麺のようにボリュームがあるものだと1杯500kcalを超えてしまいます。さらにチャーハンは1人前が約485kcalなので、ラーメン+チャーハンだけで約900kcal摂ってしまい、成人の1日に必要な総カロリーの半分を占めてしまいます。チャーハンをトッピングの野菜に変えるだけで、約400kcalダウンができます。
カレーライスを変えるコツ
■カレー+サラダ+野菜のトッピング+らっきょう
外食のカレーは600kcal以上のものがほとんどです。さらにカツなどのフライをのせると、1000kcalを超えてしまうものもあります。「痩せごはん」にするなら、ご飯は普通盛りにして、その分はサラダや野菜のトッピングでボリュームアップするのがおすすめです。
カレーの種類は、ポークカレーがおすすめ。豚肉にはビタミンB1が含まれています。ビタミンB1には糖質の代謝を助けてエネルギーに変えてくれる働きがあるため、脂肪になりづらいというメリットがあります。
カレーを食べるときには、付け合せのらっきょうも一緒に食べましょう。
らっきょうには食物繊維のほか、にんにくや玉ねぎと同じ成分である硫化アリル(アリシン)を含んでいます。硫化アリルはビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。また、らっきょうはカラダを温める食材でもあります。カラダを温めてくれる食材は基礎代謝をアップするため、より痩せやすくなります。
⇒少しの工夫でカロリーカット!手作りカレーをヘルシーにするコツ
コンビニランチを選ぶコツ
■おにぎり+サラダ(冷しゃぶ・ゆで卵・蒸し鶏など入り)
おにぎりのみや、おにぎりとサンドイッチの組み合わせは、野菜もタンパク質も不足気味になります。おにぎりの具材であるツナや鮭・焼肉はタンパク質ですが、1食分としては少ないです。それなのに、おにぎりのカロリーは1個当たり180~210kcalほどあります。
対して、冷しゃぶやゆで卵、蒸し鶏入りのサラダはタンパク質もしっかりと摂れるうえに、野菜まで補えます。それなのに1食あたり200kcal前後と、おにぎり1個分と変わりません。ドレッシングの量を減らせば、さらにカロリーダウンが期待できます。
冷しゃぶの豚肉はビタミンB1、卵はビタミンB2、鶏ささみはビタミンB6が多く含まれます。ビタミンB群は代謝に役立ち、B1は糖質、B2は脂質、B6はタンパク質の代謝を良くします。また、サラダに入っている豚肉・卵・鶏肉は茹でてあるだけのものが多いため、低カロリーでボリュームもあります。そのため、おにぎりを1個減らし、その分をサラダに置き換えると栄養とカロリーのバランスがとれます。
■おにぎり+具だくさん味噌汁+サラダかおひたし(和え物・煮物)
インスタントのお味噌汁にも、野菜たっぷりなものがあります。
サラダは、マカロニサラダやポテトサラダなどマヨネーズを使っているものはカロリーが高くなりがち。選ぶなら、レタスなど野菜の多いサラダを選びましょう。
⇒栄養士が伝授!ダイエット中のコンビニランチの選び方
このように食事選びの視点を少し変えるだけで、痩せごはんに変えることができます。ポイントを知って実践してみましょう。