食べ過ぎちゃったときの罪悪感リセット法
食べ過ぎてしまったあとに、心がモヤモヤして罪悪感を感じてしまう…こんな経験はありませんか?
食べ過ぎてしまったことをいつまでも後悔していると、ダイエットの意欲もなくしてしまいます。そこで、こんな時の罪悪感からうまく抜け出せる方法をご紹介します。
食べ過ぎちゃったときのリセット法
「コト(出来事)」と「ヒト(人)」を区別する
食べ過ぎてしまったことで自分を責めてしまう人は、意識が「失敗」という「コト」ではなく、私という「ヒト」に向いてしまいます。そこから「ダメな私」という後ろ向きの思いが頭の中で回り始めます。こうなると気持ちがどんどん落ち込んできて、反省ができません。同じ失敗を繰り返してしまいます。
失敗したときは、「コト」と「ヒト」を切り離すのがとても大切です。
そこで、「あー!私って・・・」と「ヒト」を責めそうになったらすぐにストップ!
「今できる対策は?」「何が問題だったの?」と「コト」に意識を向け、とにかく行動しましょう。そうすれば、失敗があなたを成長させてくれます。そんな経験の積み重ねが、「失敗してもなんとかなるものだ」という自信につながっていくのです。
翌日から、またがんばろうと意欲を上げる「あすけんリセット法」
食べ過ぎちゃったことは、「たまたま」と割り切ろう
自分を責めるときは「私って“いつも”ダメ」と考えがちです。でも、過去にはうまくいったこともあるはずです。今回は「たまたま」うまくいかなかったと冷静にとらえることで、自分を責める思考から抜け出せます。
⇒止められない!甘いお菓子の食べ過ぎを防ぐためには
自分に厳しくすることをやめよう
「食べ過ぎて・・・悪いことをしてしまった」という思いをいつまでもかかえていると、思い通りにダイエットができなかったとイライラして意欲がなくなってしまします。「自分に厳しくしないと・・・」と思いが強いほど、やる気がなくなってしまいます。
ダイエットは途中でやめてしまったらそこでおしまい。逆に食べ過ぎた後悔を引きずらずに継続していると必ず効果がでます。一度や二度の失敗を恐れずに続けることが大切です。
罪悪感は常に「自分が悪い」と問いかけてくる感情です。苦しみが大きいときほど、現実の「行動」につなげることが大切です。自分の中で「やるだけのことはやった」と思えたときに、罪悪感を手放すことができます。食べ過ぎてしまったことをいつまでも引きずらないで、「明日からまたダイエットをがんばろう!」とスイッチを切り替えることがダイエット成功の秘訣です。ぜひ覚えておいてくださいね。
【執筆者】
コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
管理栄養士
衞藤敬子