きのこは冷凍できるって知ってた?秋が旬のおいしいきのこ活用法
「食欲の秋」の対策として取り入れたいのが、秋が旬のきのこです。きのこって、冷凍できるって知っていましたか?冷凍することで、日持ちするだけでなく、うまみもアップすることがわかっています。
今回は、きのこを取り入れて食欲の秋を乗り切るコツや、きのこを冷凍して活用する方法をお伝えします。
食欲の秋は「きのこ」で乗り切ろう
秋はさまざまな食材が旬を迎え、おいしいものが豊富な季節です。さつまいも、栗、かぼちゃ、りんごにぶどう…。どれもおいしいものばかりですが、ダイエッターにとっては、とり過ぎに気を付けたい食べ物でもあります。
そんなときに取り入れたいのが、秋が旬のきのこ。きのこはたっぷり食べてもカロリーオーバーの心配がなく、「かさ」があるので満腹感を作ってくれ、食べ過ぎ防止にも役立ちます。
ダイエットだけでなく、便秘解消やむくみ解消にも役立つなど、さまざまな効果が期待できます。おいしいものが多くて太りやすい秋は、きのこをたくさん取り入れて乗り切りましょう。
きのこは冷凍して活用しよう!
きのこは冷凍しておくと、手軽に使えて日持ちするので便利です。
「きのこを冷凍したらおいしくなくなるのでは?」という心配も無用です。むしろきのこは、一度冷凍して調理することで、うま味成分が増加することがわかっています。(※1)
食べやすい大きさにカットしてから冷凍すると、使いたいときにすぐに使えます。
きのこの冷凍方法
今回は3つのきのこをミックスして冷凍する方法を紹介します。
<材料>
お好きなきのこ…3種類(今回はしいたけ、ぶなしめじ、えのきだけ)
冷凍用保存袋…M~Lサイズ
<方法>
しいたけは石づきの硬い部分を取り、スライスする。ぶなしめじ、えのきだけは石づきを取ってほぐす。3つのきのこを合わせて冷凍用保存袋に入れ、平らにして冷凍庫に入れて凍らせる。
ばらばらに凍るので、使うときは使いたい分だけ取り出し、凍ったまま鍋やフライパンに入れて加熱して使う。
冷凍きのこの活用法
冷凍したきのこはさまざまな料理に活用できます。
・炒め物に
・肉や魚のきのこあんかけやきのこ蒸しに
・肉や魚のきのこあんかけやきのこ蒸しに
・炊き込みごはんに
・刻んでハンバーグや餃子のタネなどのかさ増しに
うま味成分が増加するため、きのこのうまみを感じられる料理がおすすめです。
ぶなしめじなど、きのこによっては食感がやや変わってしまうものもあるため、気になる方は細かく切って使うといいでしょう。
きのこがダイエットにおすすめな理由や、冷凍方法について解説しました。秋の食材を楽しみながらきのこをうまく取り入れて、食欲の秋を乗り切りましょう。
【参考・参照】
(※1)甲山恵美・青柳康夫,キノコは冷凍に適しているか,日本食生活学会誌,第26巻 第1号,2015,11-19
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【執筆者】
これまでに500件以上の指導経験があり、ダイエットや生活習慣病対策はもちろん、妊婦から高齢者まで幅広い指導を経験。栄養指導、レシピ制作、栄養教室や料理教室開催などのスキルと知識を生かし、あすけんではコラム執筆やオンラインカウンセリングを担当。
管理栄養士
広田 千尋