タコ|魚介類

タコは、低カロリーで、コレステロールの吸収を抑えてくれるタウリンが豊富です。また、簡単に噛み切れない肉質なので、食べるときは自然と噛む回数が増えることになり、早食いや食べ過ぎ予防にピッタリな食材です。 pixta_10791632_S

タコの栄養成分と効果

タンパク質

タンパク質は、筋肉・臓器・皮膚などを構成する栄養素です。血液の成分やホルモン・免疫の抗体・遺伝子をつくる材料にもなり、生命の維持に欠かせません。

ビタミンE

ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれる脂溶性の栄養素です。 抗酸化力が強く、老化防止効果が期待できます。また、血管内で血液が固まるのを防ぎます。

亜鉛

亜鉛は、酵素やタンパク質の合成・インスリンの生成に必要なミネラルです。細胞の遺伝物質の合成や、味覚の維持にも必要不可欠です。

は、カラダの中に約80㎎存在している微量必須ミネラルです。体内でタンパク質と結びついて鉄分の働きを助けたり、多くの体内酵素が正常に機能するようサポートしたりする作用があります。

タウリン

タウリンは、タンパク質が分解される過程にできるアミノ酸に似た物質で、貝類やイカ・タコといった軟体動物に多く含まれています。また、タウリンには、コレステロールの吸収を抑え、心臓や肝臓の機能を高めたり、高血圧を防いだりする効果があるといわれています。

タコの種類

マダコ

日本で最も消費されている種です。世界中の温暖な海域に生息していますが、その中でも「明石ダコ」がおいしいと有名です。刺身・おでん・煮物・タコ焼きなどに広く利用されています。

ミズダコ

関東から北海道、ベーリング海などでとれる、最も大型のタコです。ミズダコは、刺身やしゃぶしゃぶなどに向いています。また、干しダコや酢ダコとして加工されることが多い種です。

イイダコ

体長10~30cm程度の小さなタコです。冬から春の産卵期に、飯粒のような卵をもっていることからイイダコという名がついたとされています。酢味噌和えやおでんなどに向いていて、丸ごと食べられるのが特徴です。

タコのおいしい食べ方

ツヤがあり、足が太く、吸盤が手に貼りつきそうなものを選びましょう。茹でたものは、皮の破れがなく、足までしっかり巻いているものを選んでください。

保存方法

タコは鮮度が落ちやすいので、食べきれないときは冷凍保存をするのがベスト。下処理として、多めの塩で揉みこむようにしてぬめりをとり、湯通し後、小分けして冷凍するのがポイントです。

おすすめ調理法

タコとトマトを煮込むと、タコのうま味にトマトのうま味成分「グルタミン酸」が加わり、深い味わいに。また、トマトに含まれるリコピンと、タコに含まれるビタミンEの抗酸化力でアンチエイジング効果が期待できます。そして、タウリンは、水に溶ける性質があります。タコをおでんやスープにしたときは、汁も飲むようにしてくださいね。

タコを使ったおすすめレシピ

手づくりおでん
低カロリーのタコと、食物繊維たっぷりのごぼうがダイエットに効果的です。

タコとオリーブのチーズいため
ブロッコリーからビタミンC、タコ・オリーブオイルからビタミンEをとることで抗酸化作用が高まります。

タコは、ヘルシーですが、消化に時間がかかる食材です。胃腸が弱っているときは、食べ過ぎないよう注意しましょう。

ページトップ