パプリカ|野菜

パプリカは、ピーマンやししとうがらし・唐辛子などと同じナス科トウガラシ属の野菜で、とうがらしの甘味種です。大型で肉厚、果皮は少し固いですが、糖度が高く甘みがあり、苦みや青臭さがほとんどありません。

パプリカには赤や黄色をはじめ、オレンジや緑・白・茶色・黒と8種類もの種類があり、栄養価はピーマンよりも高くなります。

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栄養成分と効果

ビタミンA

ビタミンAは、眼や肌を正常に保ち、免疫力をアップさせます。100gあたりの含有量は、赤パプリカで88μg、黄パプリカで17μg。赤パプリカの方が圧倒的に多く含まれています。

ビタミンB2

ビタミンB2は脂質の代謝に関わり、過酸化脂質の生成を抑えることでお肌のトラブルや動脈硬化の予防に貢献するといわれています。(※1)100gあたり、赤パプリカには0.14mg、黄パプリカには0.03mg含まれています。

ビタミンC

黄パプリカやオレンジパプリカには、シミやソバカスを防ぎ、美肌へと導くビタミンCが豊富です。ピーマンと比較すると、赤パプリカとオレンジパプリカは約2倍のビタミンCが含まれています。

カプサンチン

赤パプリカに含まれる赤い色素のカプサンチンは、赤唐辛子にも含まれている成分。抗酸化物質で知られているβ-カロテンよりも高い抗酸化作用があるといわれています。体内の不要なコレステロールをとり除く働きがあるとされ、動脈硬化などの生活習慣病予防の効果も期待できます。(※2)

その他、エイジングケア効果があるとされるビタミンEや、活性酸素の発生を抑えて取り除く作用を持つルテインも含まれています。

パプリカのおいしい食べ方

β-カロテンは、油とともに調理すると効率よくとり入れることができるため、オリーブオイルなどの油と一緒に調理するとよいでしょう。

パプリカを使ったおすすめレシピ

■パプリカと豚ヒレ肉のマスタードいため
ヘルシーな豚ヒレ肉は、ビタミンB1たっぷり!パプリカと併せて代謝アップにもおすすめです。

■なすとパプリカのラタトゥイユ
夏の紫外線対策におすすめ!トマトやズッキーニの栄養もとり入れて、キレイなお肌つくりをサポートできます。

 

ぜひ積極的にパプリカをとり入れてみてはいかがでしょうか。

 

【参考・参照】
(※1)国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報 ビタミンB2〈https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail49.html〉(最終閲覧日:2020/3/25)
(※2)日本医療・健康情報研究所〈http://mhlab.jp/calendar/2009/09/post_876.html〉(最終閲覧日:2020/3/25)
厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)〈https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html〉(最終閲覧日:2020/3/25)
文部科学省 食品成分データベース〈https://fooddb.mext.go.jp/〉(最終閲覧日:2020/3/5)

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