ぶどう|果物
赤・緑・白・黒など色とりどりのぶどうが店頭に並べられていると、彩りがとても綺麗ですね。外観の綺麗さだけでなく、中身にはぎっしり美容と健康に役立つ栄養素が含まれています。一粒口に放り込むごとに、栄養素をかみしめてみてください。
ぶどうの栄養
果糖・ブドウ糖
ぶどうの主成分の果糖・ブドウ糖は、体内ですばやくエネルギー源に変換されます。運動後の補食にもおすすめです。
カリウム
体内の過剰なナトリウムを排出して水分濃度を正常に保ち、むくみや高血圧を予防します。他に、筋肉の収縮を助ける働きがあります。
アントシアニン
ポリフェノールの一種のアントシアニンは天然の色素です。赤・黒ぶどうの皮や種の部分に含まれており、種には夜間視力の向上などの働きがあります。
ぶどうの効能
生活習慣病の予防
生活習慣病の原因となる活性酸素を除去するポリフェノール。黒ぶどうを原料にした赤ワインを1日にグラス1~2杯飲むと、血流を改善して脳卒中や心臓病の予防、発がん物質の抑制(抗酸化作用)などに役立つといわれています。
疲労回復
主成分の果糖とブドウ糖は体内での吸収が早く、疲れた時や運動後の疲労回復を早めます。
アンチエイジング
赤・黒ぶどうの皮や種に含まれるポリフェノールには高い抗酸化作用があります。体内の活性酸素を除去し、血流の改善、老廃物の排出を助けて老化防止に役立ちます。
ぶどうの種類
■ヨーロッパブドウ:緑や白い皮のぶどう
例:甲州・マスカット オブ アレキサンドリア・ネオ マスカット
■アメリカブドウ:赤い皮のぶどう
例:コンコード・甲斐路
■欧米雑種:黒い皮のぶどう
例:巨峰・デラウェア・ピオーネ
ぶどうのおいしい食べ方
茎が緑色で太く、実の色が濃くてハリのあるものを選びましょう。実が房からぽろぽろ取れているものは鮮度が落ちているので避けましょう。
保存方法
冷蔵保存する場合は、房ごとビニール袋にいれて保存しましょう。
冷凍保存する場合は、実をキッチンバサミで枝から一粒ずつ切り離して保存容器に入れて保存しましょう。半解凍するとシャーベットのような食感が味わえますよ。
おすすめレシピ
■フルーツサラダ
ヨーロッパブドウ・アメリカブドウ・欧米雑種の様々な種類のぶどうを盛合せたフルーツボールはボリューム、彩、栄養価が楽しめる一品です。
ぶどうの種類は小さい粒から大きい粒までさまざま。毎日日替わりで食べても楽しめそうです。ただし、ぶどうは糖をたくさん含んでいるため、夜に食べ過ぎると太る原因に。食べるなら、朝食のデザートや間食、運動後などに食べることをおすすめします。