減量中もスコーン1日1個!−30kgを叶えた「停滞期」もお構いなしのストレスフリーダイエット
連載 #あすけんのある生活 vol.8
あすけんを始めたきっかけや使い方のコツ、人生に起きた変化など、さまざまな方の「#あすけんのある生活」をお届けします! 第8回目はストレスから20kg増えてしまったたぬきさんが、大好きなスコーンを諦めずに30kgの減量を叶えた様子をお届けします。
<プロフィール>
たぬき さん
仕事のストレスなどが原因で20kg太ったことをきっかけに、ダイエットを決意。食事管理と運動を組み合わせて1年間で30kgの減量とウエスト−27cmを達成し、その様子をTwitterやInstagramで発信している。
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服のサイズがなくなりダイエットを決意!
ーーダイエットを始めたきっかけを教えてください。
物心がついた頃からぽっちゃり体型でした。ダイエットはこれまでにも何度か繰り返してきて、学生時代に10kg以上の減量に成功しましたが、3カ月ほどでリバウンド。知識ゼロの食事制限での減量だったため、我慢している間はキープできても、通常の生活に戻したとたん体重も元通りでした。
30代に入ってからはストレスを食べて解消するようになってしまい、どんどん体重が増えていきました。嫌なことを考えて寝付けないと、コンビニで1,000円分くらい好きなものを買い込んで一気に食べ、満腹のまま寝るようなことも。
80kgを超えたあたりからお風呂で背中に手が届かないとか、お腹の肉が邪魔で足の爪が切れないとかだんだん日常生活に影響が出てきて。ある日ユニクロで欲しい服があり、楽しみにお店に行ったら入るサイズがなかったんです…! ショックだったのと「これはさすがにマズイ」と思いダイエットを決意しました。この頃には通常の体重から20kg増えていましたね。
ウォーキングを始めたのに痩せず「なぜ?」
ーーどうやってダイエットを始めたのでしょうか?
これまで全く運動をしてこなかったので、まずは歩くことから始めました。週に2回、8,000歩という目標を決めて3カ月続けてみたものの500gも減らなかったんです。1kg減らすには約7,000kcalの消費が必要なので、計算上は減ってもいいはずなのに変わらない。
ということは食事がキーだなと思い始めた時、以前ダイエットに成功した友人が『あすけん』を使っていたことを思い出しました。実はその友人からあすけんを勧められた時に少し使ってみたのですが、自分の食事内容を登録してみたら、あまりにも食べすぎていて直視できず、1週間で辞めてしまったんです(笑)。
けれど、もうそんなことも言ってられない状況なので、あすけんと運動を組み合わせてダイエットを開始しました。
『あすけん』でダイエット知識を習得
ーーそこから本格的にダイエットが始まり、1年間で30kg減量されたのですね!経過はいかがでしたか?
最初の1カ月はとにかくありのままを記録しました。そこから見えてきたのは、カロリーを大幅にオーバーしている日もあれば、全然食べない日もあったりと、食生活のリズムがぐちゃぐちゃだということ。
それでも、これまで何もしてこなかったこともあり、記録をつけて意識が変わるだけで3kg落ちたんです。嬉しくなり2カ月目も同じように過ごしてみたものの1kgしか減らず、なぜだろう?となり。
その出来事をきっかけに、そもそも痩せるとはどういうことなのかを真面目に考えるようになりました。
お恥ずかしい話、それまではビタミンやミネラルにもカロリーがあると思っていたんです。それくらい何も知らない状態でダイエットを始めて、あすけんで食事記録をつけながら学んでいった感じです。
最初は無料会員でしたが、この頃には有料プランに切り替えて、1食ごとのアドバイスを見たり、摂取栄養を数値で確認したりとさらに細かくデータを見るようになっていきました。
そうして日々の記録を見ていると、ダイエットにはカロリー収支と栄養バランスが大事だということを実感し、考え方も大きく変わりました。
ダイエット中もスコーンは1日1個!
ーーどのように考え方が変わったのでしょうか?
それまではダイエットは我慢しなければ成功しないと思っていたんです。そうではなく、適正カロリーを守れば好きなものを食べながら痩せられるんだなと。それからは我慢するのではなく、どうやったら食べられるかを考えて、テトリスのようにやりくりしていました!(笑)
私はスコーンが大好きで、ダイエット期間中も最後の3カ月は1日1個食べていました。
ーースコーンですか!ダイエット中は我慢する人も多いかと思いますが、食べながら減量できるのですね。
適正カロリー以内に収めれば問題ありませんでした。1つ300〜400kcalあるので、どう調整してねじ込むかを考えるのは大変ですが、楽しかったですよ!
食べるタイミングもまちまちで、気合いを入れたい日は朝から、休日はブランチとして紅茶を入れてクリームも添え、ちょっと特別感を出して味わい尽くしていました。
ーー他に変わった点はありますか?
あとは栄養に対しての意識も変わりました。痩せたいからといってやみくもにカロリーを減らすのではなく、ダイエット中も必要な栄養素は摂らなくてはいけないということがわかってからは、食事に対して味や食べる量だけではなく“栄養が摂れる”という視点での満足度が加わりました。
たとえば、そこまでテンションが上がるおかずじゃなかったとしても、それを食べることで不足している栄養が補えると思うと満足できるというか。それまではなかった考え方ですね。
カロリー収支を見て運動内容をコントロール
ーー運動も継続していましたか?
夏に入った頃にウォーキングはやめて、当時自宅でできるエクササイズとして人気の高かったNintendo Switchのゲーム『リングフィット アドベンチャー』と『フィットボクシング』を始めました。天候に左右されないですし、ゲーム性があるので楽しみながらできるのが良かったです。
行うタイミングとしては朝・夕食前・夕食後が多く、その日のカロリー収支を確認して内容を決めていましたね。消費カロリーが足りない日は夜に少し長くやったりと調整もしやすく、そのおかげもあってダイエット開始から3〜4カ月目は結構なペースで体重が落ちました。
モチベーションによって行動を変えない
ーー順調に減量していったのですね。停滞期はありましたか?
5カ月目を迎えた時に初めて停滞期に陥りました。この時点で15kgほど痩せていたのですが、突如体重が動かなくなり、500gを行ったり来たりが3週間続きました。
それまで割と順調に減っていたこともあって、周りに愚痴を聞いてもらったり、枕をバシバシ叩いたり、だいぶ投げやりになりましたね(笑)。
ーー停滞期は心が折れそうになりますね…。どうやって乗り越えたのでしょうか?
正直ここでダイエットをやめてもいいかなという考えも頭をよぎりました。それくらいやる気がなくなっていたのですが、でもふと、モチベーションによって行動を変えていいのか?と。
仕事でもそうですよね。思うように成果が出なかったり、ミスをしたりしても、すぐに投げ出す人って少ないじゃないですか。ダイエットも同じで、たとえ今目に見える結果に結びついていないとしても、自分がやるべきことをやるのみなのではないかと思い直しました。
気分やモチベーションは変わって当然なので、そこに行動を紐付けず、これまでやってきたことを淡々と続けることにしたんです。その結果、停滞期を乗り越えることができました。
食の楽しみが広がる喜び
ーー無事乗り越えたのですね!そこからはいかがでしたか?
停滞期を越えてからはまた減り始め、当初20kg減を目標にしていたので、達成した時点でダイエットをやめてみたんです。ちょうどお正月の時期だったのですが、振る舞われたごちそうを好きなだけ食べ、運動も一切しない生活を1週間過ごしてみたのですが、なぜか体重は減っていて…。
もう制限がなくても、以前みたいにタガが外れたような食べ方はしなくなっていることに気付きました。無意識にカロリーや栄養素をコーディネートして食べるものを選んでいるのでしょうね。
昔はとにかく量を食べて満足だったのが、家族や友人など好きな人たちと食卓を囲むことの楽しみ、テーブルコーディネートや器など目で見る楽しみ、お取り寄せなど憧れの食べ物に触れる楽しみなど、今回のダイエットを通じて食の楽しみがいくつも広がりました。
その変化が嬉しかったのと、気持ち的にまだいけそうだったので、もう少しダイエットを継続することにしました。
体重−30kg、ウエスト−27cmを達成!
ーーそこからの経過はいかがでしたか?
それまで通り粛々とアンダーカロリー生活を続けたところ、最終的に1年間で30kgの減量、ウエストは27cm減りました! 痩せてから、サイズがなくて諦めていた服をすぐに買いに行きました。今日、その服を着ているんですよ〜(笑)。
ーーとてもお似合いです!今後の目標などはありますか?
減量してから1年以上経ちますが、リバウンドすることなく維持できています。痩せたことで見た目を自分好みに磨きたい気持ちが出てきたので、現在は筋トレに励んでいます。体重は変わっていないのですが、ウエストはさらに3cm細くなりました。あすけんでの食事管理も継続中です。
自分のペースを守るのが成功の秘訣
ーー最後に、現在ダイエットに励んでいる方たちに何かアドバイスはありますか?
ダイエットをしてみて思ったのは、魔法みたいな近道はないということ。効果があることって、地味なんですよね(笑)。その地味な作業を淡々と続けた先に結果がついて来たイメージです。
SNSなどを見るとつい派手な結果に目が行きがちですが、人それぞれ条件や環境が違うので、他人と比べたりせず、自分に合った進め方を見つけるのが継続のコツじゃないかと思います。
私のダイエット談もあくまでも私の話であって、みなさんにそのまま当てはまるわけではないので、ご自身のペースを大切にしていただきたいです!
私自身も、引き続きコツコツと自分の身体をケアしていきたいと思っています。
取材・執筆/城石 愛
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