第4回 BLUEサークルメンバーインタビュー

muttiさん

「我慢ばかりじゃなく、楽しくカロリー・栄養素計算を取り入れてコントロールしていきましょう!」

 

デンマークプロフィール用

あすけんプロフィール(muttiさん)

 

あすけんをどんな持病のために使用されているのですか?

甲状腺機能低下症(※1)です。メニエール病などもあるのですが、あすけんは主に甲状腺機能低下症の「太りやすい」という点をカバーするために使用しています。

※1 甲状腺機能低下症では、血中の甲状腺ホルモン作用が必要よりも低下し、無気力、疲労感、むくみ、体重増加、便秘などの症状を引き起こすといわれてます。(一般社団法人日本内分泌学会 ウェブサイト参照:http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=38)

ご自身が甲状腺機能低下症であるということは、どのような時に気づかれたのですか?

はじめはうつ病かと感じていました。また、更年期障害の可能性も考えていたので、加齢による不調に詳しい先生がいる心療内科を探して受診しました。その病院では全員一度甲状腺の検査をするため、私も検査を行いました。検査を行った結果、甲状腺機能低下症であることが分かりました。うつ病かもしれないと感じて心療内科を訪れる人の中には、甲状腺機能の不具合がうつ病に似た症状を引き起こしているケースがあるそうで、まさに私はそのケースだったようです。薬を飲むようになり、うつ病のような症状はピタリとなくなりました。

それは気づかない方もいらっしゃいそうですね。甲状腺機能低下症の場合には、食事は特にどのような点に気を付けているのでしょうか?

薬を飲んでいるので、ヨード系(※2)の食べ物をあまり摂りすぎないように言われています。ただ、そうすると未来さんに「もっと海藻類を食べましょう。」とアドバイスされてしまいますが(笑)。一方、海藻類をあまり食べられない代わりに、特にコレとまで決めているわけでは無いですが、野菜はよく食べるようにしています。

また、私は薬を飲んでいるので大分抑えられていますが、甲状腺機能低下症は太りやすくなります。そのためカロリーのとり過ぎには注意しています。ただ、今は子供が食べ盛りの年齢なので、そもそもお肉などはスーパーで売っている大きいパックでは私の分が確保できません(笑)。ウルトラパックくらいの大きさであればほんの少し私の分も確保できるかな?という環境なので、自然とカロリーの摂りすぎが防止できています(笑)。

※2:ヨード(ヨウ素)を多く含む食品のことで、ヨード卵のほか、こんぶ、わかめ、ひじき、のり等の海藻類がある。

あすけんはどのようなきっかけで使い始めたのでしょうか?

もともと自分でカロリーと栄養素の計算ができたので、食事療法によるダイエットや病気の管理は行ってきていたのですが、あすけんを初めて知った時、「これは間違いない!私のやってきたことと同じだ!」と思いました。それからすぐにダウンロードして使い始めました。

ご自身でカロリー計算をされてたのですか!?驚きです。

PC中学生の時の家庭科の先生が栄養学の専門で、授業で1週間自分の食べたものを記録して管理するという課題が出たのです。厳しい先生でしたので、面倒くさいなと思いながらもきちんと記録をおこないました。当時の教科書で栄養素のデータがついた副読本を、将来役に立つかもと思って保管しておいたこともあり、その経験を思い出しながら自分のダイエットに応用しました。

具体的にはまず、食べ物のデータベースをエクセルで自作しました。Windows95等の時代の話です(笑)。例えば、人参何グラムだと何キロカロリーというデータを、副読本を参考にエクセルに記載しました。その後、食べたものを入力し、カロリーと栄養素を計算をして管理をしていた形です。

食事療法によるダイエットはどのぐらいされているのですか。

甲状腺機能低下症がまだ発覚する前の元気な頃で、いまからだいぶ前のいわゆるアラサーの年代のときにすごく太ってしまいまして、それが始まりですかね。6~7kg落としました。その後、子供が小さい時に子供の食べ残しを食べていたらまたすごく太ってしまって、その時も7kgくらいダイエットしました。そして今回のダイエットです。現在は2年くらい48kgを保っています。いつも1か月の減量は多くとも3kgまでと決めて無理はせず、食事を記録してカロリーと摂取する栄養素に気を付けてきました。その後太ってしまったときも、同じようにカロリーと栄養素を計算して体重を落としました。以前緻密に計算して管理していた経験のおかげで、よく食べるものの大体のカロリー・栄養素は把握していました。

自力であすけんをしていたのですね。すごい!!

あすけんを使うようになって、何か大きな違いはありましたか?また、あすけんの機能の中で、どの点を特に参考にしていますか?

あすけんを使い始めてからは、一日の初めに今日の食事の計画を先に入力することにしました。すべて計画通りにするのはなかなか難しいので、晩御飯のときに微調整を行っています。これがかなり助かっており、カロリー計算も摂取栄養素の確認もとても楽です。

1日の摂取カロリーは、太りやすい持病ということもあり、設定されたカロリーの下限ギリギリを目標としています。そのうえで、1日に必要な栄養素があすけんの摂取栄養グラフの適正範囲内にきちんと収められるよう心がけています。また、ドカ食いを防止するために、食事を細かく5食くらいに分けてとるようにしています。そうすると今度は未来さんに「間食を控えましょう!」とアドバイスされてしまうんですけどね(笑)。

間食にはどんなものを取り入れているのですか?

おせんべい

良く噛めるようなタニタ食堂のおせんべいや、胚芽クラッカーなどを活用しています。良く噛むことで脳も満足するので、良く噛んで、「食べた!」という感じを得られるようなものを選んでいます。甘いものを食べたいときもありますが、そういうときはチョコボールのような子供用のお菓子を選んでいます。子供用のお菓子はひと箱食べても100カロリー前後と意外と低カロリーなので、1日でひと箱、などとうまく取り入れるようにしています。

運動などもされているのでしょうか?

子供がまだ義務教育の年齢ですし、仕事もしていますので、ジムに行く時間などを作るのが現状は難しいです。そのかわりに、エスカレーターを使わず階段を使ったり、会社でコピーを取る間の待ち時間はかかとを上げて立ったりと、すき間時間を利用して体を動かすように心がけています。

同じような持病を持つ方に、メッセージはありますか?

やさい

甲状腺機能低下症は太りやすいと言われ、不安になると思います。薬を飲んでいればある程度おさえられると思いますが、女性や甲状腺の病気が分かったばかりの方などは、特にその点が気になりますよね。しかし、ただ食べる量を減らすだけでは、痩せて体調を崩すばかりです。あすけんの摂取栄養素グラフを参考に、しっかりバランスのとれた食事をしつつカロリーを抑え目にしていくほうがずっと健康的で、そのあとのリバウンドやドカ食いも防げるように経験上感じています。我慢ばかりじゃなく、お昼に外食で好きなものを取り入れたりして、でも一日全体ではあすけんで上 手にコントロールすれば楽しくダイエットできます。一緒に頑張りましょうと言いたいです!

 

貴重なお話をありがとうございました!

あすけんアプリの登場前から自ら栄養素を考えて生活をし、フルタイムで働きながらカロリーや栄養素の管理をされていたというmuttiさん。基礎代謝量の計算式もそらで暗記されている、素敵で知的な、スーパーお母さんでした。

「muuti」というのはドイツ語で「ママ」とか「マミィ」というニュアンスの言葉だそうです。大学生のころにアメリカへホームスティした際、ホストファミリーのお子さんがドイツ出身のお母さんをそう呼んでいて印象に残っていたので、このニックネームにしたそう。

ベーグル(焼きムラあり…涙)くまちゃん

 

 

 

 

 

宿も決めずに一人でフラッと旅行したり、文章を書いたり、パンを作ったりすることが大好きということで、パン作りはもう何年もされているとのことです。写真のようなかわいいクマちゃんのパンを作って職場に差し入れたりするそうで、同じ職場の方がうらやましいです。

新型コロナウィルスの状況が落ち着いたら、いつかBLUEサークルメンバーでパン作りでもしたいですね。muttiさん、よろしくお願いします!

あすけんBLUEサークル運営事務局 白石

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