朝起きると体が鉛のように重い…更年期症状をきっかけに始めたダイエットで手に入れた健康と「新たな趣味」
連載 #あすけんのある生活 vol.9
あすけんをはじめたきっかけや使い方のコツ、人生に起きた変化など、さまざまな方の「#あすけんのある生活」をお届けします! 第9回目は、更年期症状に悩まされたことをきっかけに始めたダイエットで−5kgを達成し、健康と新たな趣味を手に入れたというまるさんのお話です。
<プロフィール>
まる さん
イギリスのスコットランド在住。更年期障害の症状と思われる不調を感じたことを機に、宅トレによるダイエットをスタート。やがて宅トレだけでは限界を感じ、食事管理を取り入れたダイエットに切り替えたことで50代で5㎏の減量に成功し、健康的な生活を送っている。
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ふいに撮られた自分の後ろ姿を見て愕然!
――まるさんがダイエットをはじめたきっかけを教えてください。
40代前半までダイエットとは無縁の人生を送ってきたんです。そんな私がダイエットを始めたのは、40代後半になり立ちくらみや気分の浮き沈みといった更年期障害と思われる症状に悩まされ始めたことがきっかけです。
上記の症状に加え、朝起きると体が鉛のように重くてなかなか起き上がれないことが続きました。「体ってこんなに重たかったっけ?」と思うほど。そんな日々を過ごしているうちに、元々ポジティブな性格の私が、暗い気持ちで過ごすことが増えていきました。
このままではいけないと思いインターネットで調べてみると、同年代の方たちの体験談がたくさんヒットし、その中に同じような症状の人を見つけました。その方が運動を始めたら気になっていた症状が良くなったというようなことを書いていたんです。
――運動はあまりされていなかったのでしょうか?
そうですね。以前は定期的に走っていて、年に一度はハーフマラソンに参加するという生活を送っていました。その頃はよく走る春、夏は体重が落ちて、走らなくなる冬はどっと増えるというペースを繰り返していたのですが、体重変動についてはあまり気にしていなかったんです。
でも、更年期症状に悩み始めた頃、子どもたちがふいに撮った動画を見たら、そこにはまるでバターが溶けかかっているようなだらしのない後ろ姿をした私が! いつもは鏡で前しか見ていなかったので、その時まじまじと自分を後ろから見て「私ってこんな体型だったのか…」と愕然としました。哀愁が漂っていて、まるで人生に絶望しているかのような背中だったんです(笑)。
これはまずいと思ったのと、体調を改善したいという気持ちからダイエットを決意しました。
――後ろ姿はあまり見る機会がないですもんね…。ダイエットはどんなふうに進みましたか?
まずは毎朝のウォーキングに挑戦しました。けれど外に出るにはメイクをしたり、お天気にも左右されるのですぐにウォーキングをやめて宅トレに切り替えました。最初は腕立て1回くらいしかできないレベルでしたが、続けているうちに徐々にできることが増えていくのが楽しくなってきて。
その頃はよくYouTubeやInstagramなどで宅トレを実践している人の投稿を見ていたのですが、その中でダイエットインフルエンサーのでぶみ・ゆうさんを知り、「食事管理が大切」ということをおっしゃっていたので、食事管理もしてみようと思い『あすけん』をダウンロードしました。
健康そうと思って食べていた食事が実は間違いだらけ
――『あすけん』をダウンロードしてからは、どのようにダイエットに活用されましたか?
最初にプレミアムサービスの無料期間があったので、「あす筋ボディメイクコース」を選び1週間使ってみました。そこで続けられそうと思えたので、無料期間が終わった段階で課金をして使いました。宅トレや自己流の食事管理ですでに3kgは落ちていたのですが、そこからが全く落ちず。最後の頼みの綱!という気持ちが強かったです。
食事管理はうまくやれている自信があったんですが、実際にあすけんに入力してみると脂質が多く、炭水化物とたんぱく質が不足していることが判明。当時、アボカドが好きでよく食べていたのですが、丸々1個食べると脂質の摂りすぎになるということも知りました。
あすけんで記録をつけることで、健康そうだと思って食べていた食事が実は全くバランスが取れていなかったと気付き、“PFCバランス”について学ぶことができました。
――栄養素やPFCバランスについての知識がついて、食生活は変わりましたか?
不足しているたんぱく質の摂取を意識するようになりました。ツナ缶と鶏むね肉を茹でたものを常備し、朝は食事はオートミールだけでは足りないのでプロテインで補っています。
私の場合、朝にしっかりたんぱく質を摂ると腹持ちが良く、間食が減ることがわかったんです。それでもお腹がすいたときには、ゆで卵とツナ缶を食べるようにしました。
ゆで卵は朝作っておいて、1日3個まではOKにしています。ツナ缶はお酢をかけてさっぱりとさせると食べやすいです。
――ダイエット中、我慢していたものはありますか?
それまでは炭酸ジュースが大好きだったんですが、炭酸水か水を飲むようになりました。
でも、大きく変わったのはそのくらいで、食べたいものを我慢しすぎるようなことはありません。好きなカレーや餃子も食べます。その代わり、カレーはルウを使わずカレーパウダーを使って作るとか、餃子を食べる日は朝と昼は摂取カロリーを抑え目にするなどの工夫はしています。
同じものを食べ続けるのが苦ではない性格なので、朝昼はほぼメニューを固定にしていて、その分、夜はあまり考えずに好きなものを食べることが多いです。そうやってストレスを溜めないようにしてきました。
そういったことを意識してから、急激ではなくゆるやかに体重が落ちていきました。53kgでダイエットを開始し、自己流では途中から全く動かなかった体重が、あすけんを開始してから48kgまで落ちたんです。半年間で5㎏のダイエットに成功し、今もリバウンドすることなく安定しています。
停滞期は頑張ってきた自分の姿でパワーを充電
――ダイエット期間中、停滞期はありましたか?
思うように数値の変化が見られなくて、急に何もかもが面倒に感じるときが停滞期だと思っているのですが、私にもそういうときがありました。なかなか結果が出ず、今までやってきたことが全て無駄だったのでは?と思いましたね。
――その停滞期をどのように乗り越えられたのですか?
それまでやってきたことを記録としてInstagramに残してきたので、頑張っていた頃の動画や画像を見返して、「ここまでできたんだから、今だってできるはず!」と自分を励ましました。あとは他の人のダイエットに関するSNSなどは見ないようにして、自分と比べないようにしていました。気分をコントロールするためには、そういった情報収集のセレクトも大事だと思います。
停滞しているから何かをプラスしてやるのでなく、とにかく継続できるように自分をうまく盛り上げることに徹しました。
ダイエットを機に始めた縄跳びが新しい趣味に
――『あすけん』と並行して宅トレも継続されていたそうですが、どのようなトレーニングをされているのでしょうか。
現在のメインは縄跳びです。家の前で、朝、昼、晩5分ずつ飛ぶところから始めたのですが、これがけっこう過酷で! 少しずつ時間を長くしていき、半年ほど経った頃から自由に楽しみながら跳ぶということができるようになりました。フリースタイルといってダンスをするような跳び方で、ワザなんかもあるんですよ。もともとはダイエット目的ではじめた縄跳びですが、今ではすっかり趣味になっています。
――痩せてどのような変化を感じますか?
全体的に引き締まったので、服装が変わりました。以前はお尻が隠れる服ばかり着ていたけど、今は丈の短い服でも自信を持って着られるようになりました。
イギリスでは一番大きな子ども服だと、私くらいの身長でも着られるものがあるんです。以前、オンラインでかわいいと思って買ったコートが小さくてチャックが上がり切らなかったんですが、痩せたら上まで閉まりました!
――気になっていた体調面についてはいかがでしょうか。
あくまでも私の場合ですが、朝起きて体が重いと感じることがなくなり、めまいも気分の浮き沈みもなくなりました。ダイエットに成功したこともですが、何よりも健康的になったことが一番嬉しいですね。食事管理と運動で、こんなにも体が変化するんだと驚きました。
――今後、まるさんが目標にしていることや目指していることがあれば教えてください。
おばあちゃんにもなっても縄跳びができるよう、これからも継続していきたいと思っています。日本はそんなに縄跳びをしている人がいないと聞くのですが、もっと気軽に跳ぶ人が増えたらいいなという思いから、SNSを通じて縄跳び生活を発信しています。
イギリスではかわいい縄跳びがたくさん手に入るんです。私が使っているのは「ビーズ縄跳び」というカラフルなもの。縄のまわりにビーズがついているので重みがあり、背筋にも効果的。楽しく跳びながら筋トレもできて、気持ちがスッキリします。縄跳びって思っている以上に奥が深いんですよ!
何か運動を始めようと迷っている人がいたら、ぜひ試してみてもらいたいです。
※本記事は個人の経験に基づいた内容になります。気になる症状がある場合は医師に相談するなど、適切な対応を行ってください
取材・執筆/山田 かほり
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