第16回BLUEサークルメンバーインタビュー

コロナ禍でのストレスで、あらためて健康的な身体の大切さを感じました。
あすけんプロフィール

あすけん日記のプロフィールはご本人のお写真なのですか?
1 年ぐらい前、一番体が絞れていた時の写真です。この時期はかなり食事を制限していて、すこし摂食障害のような感じになっていました。

そうなのですね。食事を制限したのは持病のためにということですか?
持病に関して食事面ではそこまで管理や制限はしていません。もちろん食べすぎたり、体重が増えすぎたりするのは普通に身体に良くはないですし、健康的な食事や運動をすることは好きなので積極的に心がけています。私の持病は家族性高コレステロール血症で、私の父も同じ疾患を持っています。父は病院で管理栄養士の仕事をしているので、私の年齢の頃どのようなことに気を付けていたのかを相談することもありますが、父は「今すぐに気にしなくても大丈夫」と言います。父が私ぐらいの頃、食事に気を使ってみたけれど、特に大きな変化はなかったからだそうです。

いつ頃家族性高コレステロール血症との診断を受けたのですか?
2 年前、社会人になって初めて健康診断を受けた際に診断されました。お医者さんには数値的に注意が必要だと言われました。学生時代までは特に気を使ったことはありませんでした。

※家族性高コレステロール血症:血液中の悪玉コレステロール(LDL コレステロール)を取り込むためのLDL 受容体の遺伝子の変異により、LDL コレステロールが細胞に取り込まれずに、血液の中に溜まってしまう遺伝性の疾患です。LDL コレステロールがほとんど代謝されない場合を、家族性高コレステロール血症ホモ接合体といい、通常の半分ほど代謝される場合を、家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体といいます。大半の方が若い年齢の時にはコレステロール値が高い以外ほとんど症状はありませんが、年齢があがるにつれて動脈硬化や心筋梗塞などのリスクが高くなります。一般社団法人日本動脈硬化学会Web サイト等参照

先ほど、摂食障害気味になっていたとおっしゃっていましたが、それにはきっかけがあったのですか?
摂食障害気味になったのは1 年ぐらい前のおよそ2 か月間でした。新型コロナウィルスが蔓延し始めて、最初の緊急事態宣言が出た時期に、自粛生活で体重が増えてしまったのでダイエットを始めようと思ったのです。また、高コレステロール血症のためということではないのですが、年齢的にも脂っぽい食べ物がしんどいと感じることもあり、ベジタリアンの食生活に興味を持つようになりました。

今働いている職場には外国の方が大勢いて、中にはヴィーガンやベジタリアンの方もいらっしゃいます。職場の近くにもベジタリアン向けの飲食店が多く、自分なりに調べたり実際にベジタリアンやヴィーガンの方に話を聞いたりもして、彼らの考えに共感するようになりました。

※ベジタリアン:宗教的教義や生命の尊厳、環境や食糧問題に基づいたライフスタイルを選ぶ人たちのことをベジタリアンと呼びます。ベジタリアンという言葉は「Vegetus(健全な、新鮮な、元気のある)」というラテン語に由来します。現在ベジタリアンの定義は流動的であり、畜肉を食べない人を広義なベジタリアンとする傾向があります。乳製品まで食べる人をラクト・ベジタリアン、卵を摂る人をオボ・ベジタリアン、魚を摂る人をぺスカタリアン等と呼びます。
※ヴィーガン:卵や乳製品も摂らないピュアなベジタリアンのこと。

日本ベジタリン協会Web サイト等参照

ベジタリアンの方たちの考えのどのような点に共感されたのですか?
摂取するたんぱく質を植物性たんぱく質で代替えして生きていけるという点です。昔の人間(特に日本人)は、日常的にお肉からたんぱく質を摂っていたわけではないですし、毎日必ず動物性たんぱく質を摂取し続けなくても良いのではないか、単純に昔のような食生活に戻るだけではないかと感じました。そして、植物性たんぱく質に代替えすることで環境保護に繋がるということにも心を動かされました。小さなことですが、それが環境保護につながるのであれば貢献したいという気持ちになりました。ベジタリアン向けの料理がとてもクリエイティブな点にも非常に魅力を感じました。制限された食材の中で、いかにおいしく美しくできるのかとても考えて作られていると思いました。

お料理

ベジタリアンにはたくさんのタイプがあるようですが、お肉以外にも摂らないようにしていたものはあるのですか?
私は、お魚はたまには食べていましたが、卵はほとんど食べませんでした。そして、お肉を一切口にしなくなりました。それどころかお肉を食べることに対する嫌悪感すら覚えるようなってしまったのです。
同時に運動も激しく行うようになり、野菜のみしか口にしないこともありました。そのような生活が続いたことも要因となり、ある時から生理が4 か月間止まってしまい、そこで、あまりに制限に縛られ過ぎている自分に気付いたのです。

あすけんはどうして使い始められたのですか?
実はあすけんは学生時代に使っていました。学生時代にアメリカに留学していたことがあり、留学中にはそこまで体重は増えなかったのですが、留学から戻り日本の食事がおいしくて太ってしまったので、ダイエットのためにあすけんを使いました。今回はコロナ禍で在宅勤務になり体重が増え気味だったのをきっかけにあすけんを再開しました。ただベジタリアンの食生活を取り入れ始めたことで食事制限をしすぎてしまいました。

確かにベジタリアンの世界は興味深く感じます。でも身体を壊してしまうようでしたら継続するのは難しくなってしまいますね。
私は栄養不足と食欲の低下、身体の不調が現れてしまい止めてしまいましたが、ベジタリアンの方の考えには今でも共感しています。人間が搾取するばかりではなく、地球上に住むもの全てに優しくできる生活を心がけるのは大切なことだと思っています。
海外セレブや著名人の方にベジタリアンやヴィーガンが多いということを良く耳にしますが、彼らには専属のシェフや管理栄養士がついており、きちんと健康管理されています。それを知らずに専門知識もないのに、同じようなストイックさでベジタリアンの世界に入ってしまうのは危険なことなんだなと感じました。

食生活を見直し、あすけんを活用されるようになり何か変化はありましたか?
栄養に興味を持つようになりました。それまではあまり食事と運動のバランスや栄養素のことを考えたことはありませんでした。SNS などを見ていても同年代や私より若い世代の女性は、摂取カロリーを極端に減らして、私もそうだったように栄養バランスのことをあまり考えず、極端な食事制限をしてしまう方も多いように思います。

そうですね。痩せるために極端な食事制限をしてしまいがちな方が多いかもしれませんね。
あすけんに食事を登録すれば、毎食の栄養素についてグラフ化されていて、自分には何が足りないのか、次の食事ではどのようなものを摂るように心がけるべきなのか、がグラフや数値ですぐにわかるので、とても便利だと思います。あすけんの機能の中でも毎食のPFC バランス、特にP(Protein)とF(Fat)をよく見るようにしています。運動をメインに体重管理するようにして、夕食時には炭水化物の量を減らすようにしています。

栄養に興味を持ったことで栄養士の資格も気になりましたが、自分的にはちょっと違うかな?と思いプロテイン・マイスターという資格をとりました(笑)。プロテイン・マイスターとは2020 年にできた新しい資格のようで、たんぱく質についての正しい知識を身に付ける資格です。正しくたんぱく質を摂ることは身体にとって大切だということも身をもって感じましたので、オンラインで取得できることもあり勉強してみました。

プロテイン・マイスター!初めて聞きました。食事管理にも活かせそうですね。
はい。たんぱく質の歴史や、種類や特徴、摂取に関する基礎的なことを学びました。たんぱく質の大切さを学ぶことで、日々の生活の中でたんぱく質の摂取量を今まで以上に気にするようになりました。あすけんも活用しながら、たんぱく質を中心に他の栄養素の摂り方、調理方法なども考えるようになり、身体づくり、髪、お肌などすべてにおいて効果を感じています。

運動はどのようなことをしているのですか?
運動は全て宅トレです。在宅勤務の合間に料理をしたり筋トレしたり走りに行ったりするのが今は楽しいです。ビリーズブートキャンプをだいたい週1 回、多い時で週2、3 回やっていたこともあります。ヨガなどの静的な運動よりも激しく動く運動が好きなので、ビリーズブートキャンプは運動量もかなりあってとても気に入っています(笑)。

みんなの日記もたくさん更新されていますね。
忙しくて更新できないこともあるのですが継続しています。リアルの世界の友達は、子供が産まれたり仕事と家庭で手一杯であったりして、食事のことは後回し!のような感じの子が多いのですが、あすともさんは食事や健康に関心のある方が多いので、あすともさんの日記を見て気付きや発見があり自分の励みにもしています。同年代であってもリアルの友達とはまた違ったところがたくさんあって、勉強にもなり面白いです。

あすけん日記には、家族でかなり本格的に取り組んでいる野菜の栽培のことも書いています。その畑を手伝うのがとても楽しいです。とれた野菜で料理をしたらその写真も載せています。いつか自分たちで作った野菜でレストランなどできたら・・・ということも考えています。

今思うと、食事をとることに制限しすぎてしまったのは、新型コロナウィルスが蔓延し始めて、自分では気づかいないうちに見えないストレスが溜まっていたせいもあるのかもしれません。現在はこのような生活にも慣れてきて、自分が心地よいと感じる生活リズムがわかってきました。家族性高コレステロール血症と付き合いつつも、これからは程よく筋肉がついた健康的な身体を目指してあすけんを活用していこうと思います!

里山

 

興味深いお話をありがとうございました!

2020 年にステイ・ホームの生活が始まったときは、誰しも知らないうちにストレスが溜まってきていたのではないかと思います。私も急に生活リズムが変わることになって始めはとても戸惑い、ストレスを感じました。ダイエットや食にまつわる問題、地球の環境や社会問題などいろいろな情報が巷にあふれています。そして今は新型ウィルスの世界的な蔓延もあり、Snow monkey さんのように社会の雰囲気を敏感に感じ取り、苦しい気持ちになってしまう方も多いのではないでしょうか。

まだまだ不安の多い昨今ですが、皆さまにはご自身のことを大切にする生活を送っていただきたいですし、そのような生活に寄り添っていけるあすけんでありたいです。また、ベジタリアンやヴィーガンの方は世界中に大勢いらっしゃいますが、あすけんもいつかはそのような方々の食生活に寄り添えるようになっていけたらという、新しい可能性を示唆していただけた気がします。

お話をお伺いしたときに、いつかSnow monkey さんが食や健康のスペシャリストになられる未来が見えたように感じました。Snow monkey さん、ありがとうございました。

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